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2004 年度 実績報告書

北アメリカ北西海岸先住民諸言語の形態統語法に関する類型論的研究

研究課題

研究課題/領域番号 16320054
研究種目

基盤研究(B)

研究機関香川大学

研究代表者

渡辺 己  香川大学, 経済学部, 助教授 (30304570)

研究分担者 中山 俊秀  東京外国語大学, アジア・アフリカ言語文化研究所, 助教授 (70334448)
堀 博文  静岡大学, 人文学部, 助教授 (10283326)
笹間 史子  大阪学院大学, 情報学部, 講師 (60330114)
キーワード北アメリカ北西海岸先住民諸語 / 形態統語法 / 複統合性 / 言語類型論
研究概要

初年度である平成16年度は、まず、研究の主軸となる北アメリカ北西海岸言語領域での形態統語法、特に複統合性および品詞分類の問題について、参加者それぞれが研究対象としている言語の研究のなかでこれまですでに得ている情報を整理した。そのうえで、互いに情報交換をおこない、情報・知識そして問題点の全員による把握と共有を目指した。
夏期にはカナダ、ブリティッシュ・コロンビア州において代表者・渡辺己、研究分担者・中山俊秀、そして研究協力者・中山(市橋)久美子(東京外国語大学非常勤講師)が、およそ6週間現地調査をおこない、それぞれスライアモン語、ヌートカ語、ニティナト語について、複統合性と品詞分類にかんして重点的に聞き取り調査をおこない、さらにテキスト資料収集をおこなった。
本年度後半では、上記3名については、それぞれの夏期調査で得た資料の整理・分析を進め、各言語の形態統語法上の特徴、そして問題点について、他の分担者2名を含め、互いに協議を重ねた。そのうえで来年度以降の調査研究の進め方について、意見交換をおこなった。
類型的にはかなりの似かよりを見せると言われている北アメリカ北西海岸先住民の言語であるが、本年度の研究・協議により、その形態統語法の手法や統合度の細部では、異なる点も少なくないことが具体的に明らかになってきている。

  • 研究成果

    (4件)

すべて 2005 2004

すべて 雑誌論文 (4件)

  • [雑誌論文] 海岸ツィムシアン語の数詞接尾辞について2005

    • 著者名/発表者名
      笹間史子
    • 雑誌名

      環北太平洋の言語(津曲敏郎編)(北海道大学大学院文学研究科) 12号

      ページ: 1-9

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
  • [雑誌論文] アジアと北アメリカの言語世界-環北太平洋の視点から2005

    • 著者名/発表者名
      堀 博文
    • 雑誌名

      アジア研究(静岡大学人文学部<アジア研究>プロジェクト) 第1号(印刷中)

  • [雑誌論文] 海岸ツィムシアン語の複統合性をさぐる2004

    • 著者名/発表者名
      笹間史子
    • 雑誌名

      大阪学院大学通信 35巻9号

      ページ: 39-49

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
  • [雑誌論文] Word-initial Developments in Northern Central Salish2004

    • 著者名/発表者名
      渡辺己(Paul Kroeberと共著)
    • 雑誌名

      Studies in Salish Linguistics in Honor of M.Dale Kinkade (Donna Gerdts and Lisa Matthewson (eds.))

      ページ: 257-278

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公開日: 2006-07-12   更新日: 2016-04-21  

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