研究課題/領域番号 |
16320059
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研究機関 | 大阪大学 |
研究代表者 |
金水 敏 大阪大学, 文学研究科, 教授 (70153260)
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研究分担者 |
渋谷 勝己 大阪大学, 文学研究科, 助教授 (90206152)
岡崎 友子 大阪大学, 文学部, 教授 (10379216)
大鹿 薫久 関西学院大学, 文学部, 教授 (20127195)
高山 倫明 九州大学, 大学院・人文科学研究院, 助教授 (90179565)
乾 善彦 大阪府立大学, 人間社会学部, 教授 (30193569)
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キーワード | 日本語 / 歴史 / 統語論 / 音韻論 / 形態論 / 語彙論 / 意味論 / 文字・表記史 |
研究概要 |
本年度は、計5回の研究打ち合わせ・討議と研究会等を実施した。 第1回(2005年6月18日)として、青木博史氏(京都府立大学)が「原因主語他動文の歴史」という発表を行い、非情物主語による他動文が日本語に古くから存在したことを指摘した。 第2回(2005年9月18日)として、屋名池誠氏(東京女子大学)が「日本語のアクセント活用」という発表を行い、あらゆる方言および歴史的資料に現れた日本語の動詞アクセントが二種の型に還元できることを示した。 第3回(2005年9月30日)としては、韓国・高麗大学校外国語学部日語学科との共催により、「日本語史・日本語学研究の新展開」という研究会を開催した。発表者は金水敏、乾善彦、深澤愛(同志社大学講師)、岡崎友子・朴美賢(大阪大学研究員)、李漢燮(高麗大学校)真島知秀(同・大学院)であり、役割語、表記、語彙、コーパス等の面から討議を行った。 第4回(2005年10月3日)としては、Bjarke Frellesvig氏(Oxford大学)が"On reconstruction of proto-and pre-Old Japanese verb inflection"という表題で発表を行い、4段活用に比しての2段活用の新しさについて検証を行った。 第5回(2005年12月17日)としては、半沢幹一氏(共立女子大学)が「バイイの文体研究の方法論的可能性」という発表を行い、文体、位相という概念を中心に理論的検討を加えた。 また上記研究会とは別に、韓国日本語学会への研究協力者の派遣なども行った。 以上の研究会等の詳細については、すべてホームページhttp://www.let.osaka-u.ac.jp/jealit/kokugo/jlhistory/index.htmlにおいて逐一公開している。
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