研究課題/領域番号 |
16320068
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
日本語教育
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研究機関 | 京都外国語大学 |
研究代表者 |
中川 良雄 京都外国語大学, 外国語学部, 教授 (30261043)
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研究分担者 |
河野 俊之 横浜国立大学, 教育人間科学部, 助教授 (60269769)
坂口 昌子 京都外国語大学, 外国語学部, 講師 (60340428)
高木 裕子 実践女子大学, 人間社会学部, 教授 (80241165)
縫部 義憲 広島大学, 大学院・教育学研究科, 教授 (20131691)
馬場 良二 熊本県立大学, 文学部, 教授 (30218672)
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研究期間 (年度) |
2004 – 2005
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キーワード | 日本語教員養成 / 日本語教育実習 / 実践能力 / 日本語教授能力 / 文法教育 |
研究概要 |
本調査研究では、次のプロジェクトを立て、それぞれに「実践能力」と「教育実習の理念」について追求してきた。 1.大学日本語教員養成課程における日本語教育実習のあり方をめぐる調査 (1)実習に関するインタビュー調査(実習生対象) (2)実習に関するインタビュー調査(実習指導者Teacher's teacher対象) 2.日本語教師が必要とする実践能力に関する国際調査 3.日本語教師に必要な資質・特質に関する国際調査 4.文法教育に対する意識--学生と教員との認識の差について これらのプロジェクトに共通する結論として、 1.求められる日本語教師の資質や実践能力は、国、機関ごとに相違する 2.学習者が求める文法能力と教師が学生に与えたい文法的知識には認識の違いがある 3.それぞれに求められる日本語教師の実践能力はほんの数週間の教育実習だけではとうてい獲得は難しいが、教育実習の意義は実習生に多くの「気づき」を与え、日本語教師への突破口を開くことにある。 4.学習者が求める日本語教師と実習指導者が求める教師能力には相違が見られるが、その相違こそが実習指導のカリキュラム策定のポイントとなる。 今後の展開として、さまざまに求められる日本語教員の実践能力育成のために、それぞれの大学で実施されているカリキュラムや実習指導等について、詳細な調査が求められる。
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