研究課題/領域番号 |
16320074
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研究機関 | 広島市立大学 |
研究代表者 |
岩井 千秋 広島市立大学, 国際学部, 教授 (60176526)
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研究分担者 |
リナート キャロル 広島市立大学, 国際学部, 教授 (20195390)
横山 知幸 広島市立大学, 国際学部, 助教授 (10191529)
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キーワード | 英語 / 語用論 / ストラタジー / 伝達能力 / EFL / インタラクション / 発話行為 / インターネット |
研究概要 |
研究の目的 本研究では代表者と2名の分担者、1名の外部研究協力者(イタリア人)、それに数名の大学院後期博士課程の学生を加えて共同研究の体勢を整え、中心課題である語用論的能力の育成という問題を、主に次の5つのテーマに分割して取り組んできた。 1.英語発話行為の語用論的効果についてNS-NNS対NNS-NNSインタラクションの比較(※NS:母語話者、NNS:非母語話者) 2.非英語圏における英語学習、英語使用に対する国際比較調査 3.「要求」「不平」の発話行為表現の発話プロセスについて 4.英語教材作成プロジェクト「地域性(ひろしま)に立脚した発信型英語力を養成するためのテキスト」 5.開発サイトの英語、および英語関連授業への応用と授業の活性化 本年度の研究実施 1、2については、広島市立大学提携先などの協力を得て、日本(181名)、中国(314名)、イタリア(213名)、韓国(237名)の計4カ国の大学生から、アンケート法による2つの調査を実施した。米国の大学生も予定していたが、一時的訪問者による大学独自の許可取得が容易ではなかったため断念した。3については実証データを収集し、その成果はすでに学会発表を行った。4については、開発サイトを利用して、「ひろしまを英語で語るテキスト」作成プロジェクトとして教材作成に取り組み、その一部は昨年7月末から2週間行われた広島市立大学国際部専門科目「HIROSHIMA and PEACE」の事前英語研究で使用した。このプロジェクトは18年度も継続して行う予定である。最後に5についてであるが、データ収集等に必要な専用サイトは、すでに16年度に開発を終了した。17年度はこれを上記1、2、3の実証研究のデータ収集にはもちろん、本研究の関係者の授業でも頻繁に利用して、授業活性化の工夫を行った。その成果についても、すでに論文として発表した。
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