研究課題/領域番号 |
16320087
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研究種目 |
基盤研究(B)
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研究機関 | 大阪大学 |
研究代表者 |
猪飼 隆明 大阪大学, 大学院・文学研究科, 教授 (00109620)
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研究分担者 |
森藤 一史 大阪外国語大学, 外国語学部, 教授 (10110793)
三澤 純 熊本大学, 文学部, 助教授 (80304385)
野口 宗親 熊本大学, 教育学部, 助教授 (80004076)
北野 雄士 大阪産業大学, 人間環境学部, 助教授 (70177856)
八木 清治 武蔵大学, 人文学部, 教授 (00230186)
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キーワード | 横井小楠 / 肥後藩 / 松平春嶽 / 福井藩 / 国是三論 / 由利公正 / 明治維新 / 暗殺 |
研究概要 |
今年度は、3年計画の初年度であったが、おおむね順調に成果を上げることができたと考えている。 1 まず研究代表者の猪飼のもとで、横井和子氏提供の横井小楠関係資料の解読作業を、大学院生の協力を得て行い、月1回のテンポでその検討を行ってきた。目標は450点の3分の1程度について検討を終えることであったが、5分の1程度が終わった。それは、文書が難解であったこととともに、作業を軌道に乗せるのこ手間取ったことによる。次年度は順調に進むものと思う。 2 熊本においては、月1〜2回のテンポで山崎正董編『横井小楠遺稿』の校訂作業を行い、順調に成果を上げることができた。 3 東京においても武蔵大学を会場に、小楠の講義録についての検討会を、今年度6回程度行うことができた。 4 史料の収集については、水俣市立蘇峰記念館(旧淇水文庫)・福井市立郷土歴史博物館・福岡県立九州歴史資料館柳川古文書館・熊本大学(永青文庫)の調査を行った。うち水俣市立蘇峰記念館については調査を終え、予定にはなかった熊本市立博物館の調査によって、新発見と思われる横井小楠直筆書簡を含む史料を収拾した。また、永青文庫中からは、実学党に関する注目すべき史料も発見できた。 5 9月には、各地で検討中の成果を持ち寄っての研究集会を福井で持つことができた。
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