研究課題
基盤研究(B)
平成16年度は本研究の初年度にあたるため、バルカン諸国の主として初等学校の歴史教科書を収集する作業が中心であった。平成16年8月末から9月初めにかけて、アルバニアの首都ティラナで国際南東欧研究学会の第9回大会(5年ごと)が開催されたので、この学会への参加をかねて、研究分担者および研究協力者がバルカン諸国歴史教科書の収集とそれぞれの国の歴史教科書分析の専門家とのインタビューに当たった。具体的には、柴がセルビア・モンテネグロ、鈴木がアルバニア、六鹿がモルドヴァ、石田がクロアチアとスロヴェニア、山崎がマケドニア、中島がルーマニア、木村がブルガリア、井浦がアルバニアで歴史教科書を収集と調査を行った。ギリシア、トルコ、キプロスについては17年度に行う予定である。現在、今年度に収集したバルカン諸国歴史教科書分析の作業を進めており、17年3月11日には「地域史と自国史」といったテーマで、ブルガリア、マケドニア、ルーマニアの歴史教科書に自国史がバルカンおよびヨーロッパという地域史の中にどのように位置づけられているかに関する研究会を開催した。
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跡見学園女子大学文学部紀要 第38号
ページ: 1-12
教養学部報 第479号
ページ: 4