研究課題/領域番号 |
16320103
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研究機関 | 熊本大学 |
研究代表者 |
鶴島 博和 熊本大学, 教育学部, 教授 (20188642)
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研究分担者 |
常見 信代 北海学園大学, 人文学部, 教授 (30258694)
吉武 健司 慶應義塾大学, 文学部, 教授 (60210671)
有光 秀行 東北大学, 大学院・文学研究科, 助教授 (80253326)
谷口 光男 有明工業高等專門学校, 一般教育科, 助教授 (10321514)
田中 志穂 大分工業専門学校, 一般科目, 助教授 (40435491)
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キーワード | 中世 / ブリテン / ケルトの外縁 / ネイション / アイデンティティ / Scots / Irish / Welsh |
研究概要 |
本年度は、英国よりマリーテレーズ・フラナカン教授(ベルファースト・クイーンズ大学、中世ファイルランド史)、デイビット・ブルーン博士(グラスゴー大学、中世ウェールズ史)の三名を招いて、昨年度イングランドに関して行った「中世ブリテンにおけるネイションの歴史的諸相」と「中世ブリテンにおけるアイデンティティの形成」の二つのシンポジウムを、所謂ケルト的外縁地域に関して、それぞれ慶應義塾大学(5月19日)と熊本大学(5月22日)で実施した。その報告書は、平成20年度までに図書として出版される予定である。 6月17日新潟大学で開催された日本西洋史学会で、シニシンポシウムI「中世ブリテンにおけるネイションの歴史の諸相」を行い、鶴島博和、常見信代、有光秀行、田中美穂が報告を行った。その内容は、学術図書として今年度出版助成に応募し近々出版したい。また16日に第10回研究集会を行い、シニシンポシウムのプレ検討会を行った。 7月9日から12日、リーズ大学で開催された国際中世学会(Leeds International Medieval Congressおいて、鶴島博和は122、815、1307、1511、1614の5つの分科会を運営し、その一つ分科会1614で、田中美穂は、研究協力者である梁川洋子(関西大学)と西岡健司(京都大学)とともに「National and Local Identities in Ireland,Scotland,and Wales;Kingship,Saint and Crown」と題する科研成果の報告を行った。 9月3日から6日まで北海学園大学で第11回研究集会を行い、これまでの研究の総括を行った。 平成20年3月8日から10日まで関西大学大で第12回研究集会を行い、報告書の構成と内容検討を行った。
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