研究課題/領域番号 |
16320104
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研究種目 |
基盤研究(B)
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研究機関 | 明治大学 |
研究代表者 |
三宅 立 明治大学, 文学部, 教授 (90061936)
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研究分担者 |
富田 矩正 大東文化大学, 文学部, 教授 (90266221)
木下 賢一 明治大学, 文学部, 教授 (80120426)
斎藤 絅子 明治大学, 文学部, 教授 (90022467)
林 義勝 明治大学, 文学部, 教授 (10164972)
古山 夕城 明治大学, 文学部, 講師 (10339567)
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キーワード | 移動と移民 / バイエルン / 中世ベルギー / フランス第二帝政 / アメリカ合衆国兵士 / 多民族都市レスター / ギリシア人入植 / 東方植民 |
研究概要 |
2004年度の研究実績の概要は以下の通りである。 1.7名の共同研究者が各研究テーマにそって、国内外で関連文献や資料の収集を行った。研究代表者の三宅は、バイエルンのシュヴァーベン県ギュンツブルク郡およびノイウルム郡における難民の統合の問題について、現地での文献・資料の収集と聞き取り調査を実施した。斉藤は、中世ベルギーにおける人びとの移動について、慣習法文書を中心に12〜13世紀に出現する「他所者extraneus」の語を描出し、関連文献の収集を行った。木下は、フランス国立図書館と国立古文書館を中心に資料収集し、その成果の一端を「フランス第二帝政史における新しい研究動向について」と題する論文として発表した。林は、アメリカ合衆国兵士の動向に関して、アメリカの議会図書館や大学図書館を中心に資料調査と収集を行った。佐藤は、多民族都市レスターとエスニシティについて、レスターの文書館や新聞社を中心に資料収集を行い、移民たちの聞き取り調査を実施した。富田は、中世ドイツの東方植民の歴史的状況を検討するために、国内で関連文献・資料の収集を行った。古山は、ギリシア人入植の一大拠点であるポリス・ファセリス周辺およびリュキア諸都市の状況を検討するために、アンタルヤのアクデニズ大学の協力を得て現地調査を実施した。 2.打ち合わせ会と研究会を各2回ずつ開催した。研究会の第一回目は、フランスの地方都市におけるマルセイユの移民を研究している国府久朗氏に、二回目は、古代ギリシア史を研究している馬場恵二氏に報告をお願いした。 3.2004年12月6日、日本アメリカ史学会との共催で、シンポジウム「近世大西洋世界における『移動』-奴隷制・奴隷貿易を中心-」を開催した。
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