研究課題/領域番号 |
16320104
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研究機関 | 明治大学 |
研究代表者 |
三宅 立 明治大学, 文学部, 教授 (90061936)
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研究分担者 |
斎藤 絅子 明治大学, 文学部, 教授 (90022467)
木下 賢一 明治大学, 文学部, 教授 (80120426)
林 義勝 明治大学, 文学部, 教授 (10164972)
佐藤 清隆 明治大学, 文学部, 教授 (90235333)
豊川 浩一 明治大学, 文学部, 教授 (30172208)
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キーワード | 社会文化的結合 / 農村共同体 / 都市共同体 / 多民族都市 |
研究概要 |
7名の共同研究者は、各研究テーマに沿って国内外で関連資・史料や文献の収集を行い、その上で研究を進展させた。古山は貴金属開発という観点から古典期以前のタソスのギリシア人と北ギリシアのトラキア人の関係について研究を行った。その成果は第104回史学会で報告した。斎藤は中世工ノー伯領の新開発村Forestにおける入植について検討を加えた。伯の所領明細帳を利用して移住者の出自を探り、新開発村建設文書の内容から移住の契機を検討した。三宅は第二次世界大戦後のバイエルン地方における難民の社会文化的統合の問題について検討した。木下はフランスにおける移民の歴史に関する従来の研究を整理・検討し、かつ具体的・実態的研究を行なった。林はアメリカの対外政策における移民の問題を検討した。とくに、エミリオ・アギナルドのアメリカ合衆国観について考察した。佐藤はイギリスの多民族都市レスターの現地調査を通してインドのシク教徒移民にインタビューをして、第二次世界大戦以後のシク教徒共同体の形成と発展について研究した。豊川はヘルシンキ大学スラヴォニック・ライブラリーでウラル地方への移住を指導したオレンブルク総督イゲリストロームに関する資料の収集を行った。
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