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2004 年度 実績報告書

奈良盆地における景観の再評価に関する基礎的研究

研究課題

研究課題/領域番号 16320113
研究種目

基盤研究(B)

研究機関奈良女子大学

研究代表者

松本 博之  奈良女子大学, 文学部, 教授 (70116979)

キーワード自然景観 / 文化景観 / 実践的景観 / 歴史文化遺産 / 景観保全 / 景観デザイン / 地域貢献 / 奈良盆地
研究概要

本年度は3年計画の初年度として、まず第1に基本的文献の収集および奈良盆地に関する基本的な地域情報の収集・蓄積に努めた。文献としては歴史的景観、歴史的文化遺産、景観デザイン、景観問題、ジェンダー空間に関する書籍類を収集した。基本的な地域情報の資料としては、2万5千分の1地形図および空中写真の補填を行い、またアースクリップの地図を収集した。こうした地域資料を用いて奈良盆地の景観の経年的変化を検証するために、地図・各種写真・画像データの正規化と世界測地系に準拠した位置情報共通化の作業を進めている。また、自然および人文の各種景観要素をプロットするためのプラットホームも構築中である。
第2には、本研究の枠組みに沿いながら、構成メンバーによる各個別研究の準備が進められた。まず本学のCOE研究と連携しながら、古代奈良盆地の主要景観である平城京・藤原京(新益京)の都城制に関する再検討が行われつつある。2つ目には中世景観の再検討のために、絵図・曼陀羅図を中心した景観描写に関する分析が進行中である。3つ目には、現代の奈良の都市景観および村落景観に関する検討も行われている。地域住民の都市景観の認知状況や外部者(観光客)による地域イメージの検討、また、犯罪の発生など都市問題とも関連して、都市におけるジェンダー景観の析出に向け、景観への新たな問題点の発掘も行われた。村落景観に関しては、奈良盆地周辺部の山村景観の変容について、地域農林経済学会近畿支部および奈良女子大学地域貢献事業の共催で、本研究の構成員がオーガナイザーとしてシンポジウムも開催した。

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公開日: 2006-07-12   更新日: 2016-04-21  

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