研究課題/領域番号 |
16330003
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研究機関 | 大阪大学 |
研究代表者 |
福井 康太 大阪大学, 法学研究科, 助教授 (00302282)
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研究分担者 |
松本 和彦 大阪大学, 高等司法研究科, 教授 (40273560)
水島 郁子 大阪大学, 法学研究科, 助教授 (90299123)
仁木 恒夫 大阪大学, 法学研究科, 助教授 (80284470)
中川 忠晃 岡山大学, 法学部, 助教授 (10315038)
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キーワード | 職場トラブル / パワーハラスメント / セクシャルハラスメント / 交流研究会 / 個別労働紛争解決促進法 / 人事制度 |
研究概要 |
平成17年度においては、「新しい職場リスク」の問題を、パワーハラスメント、セクシャルハラスメント、職場いじめ等の職場トラブルに絞り込んで調査研究活動を行った。まず、7月7日には、昨年度から継続している「大阪大学大学院法学研究科/関西経済同友会『交流研究会』」のミニシンポジウムを大阪大学中之島センターで開催し、職場トラブルの現状と企業におけるトラブル対処のあり方について意見交換を行った。 本研究グループは、7月以降アンケート調査の準備に集中し、大阪府総合労働事務所、連合大阪等への聞き取り調査、職場トラブル対処に関する調査票の作成、そして予備的アンケート調査を実施した。アンケート票の作成は、専門社会調査士で西日本短期大学講師の福井祐介氏の協力を得て行い、連合福岡ユニオンおよび管理職ユニオン・関西の協力を得て、調査票を発送させて頂いた。連合福岡ユニオンでは1月10日に407通の調査票を発送し、1月25日締め切りで112通を回収、管理職ユニオン・関西では、2月4日に303通の調査票を発送し、2月20日締め切りで65通を回収。現在上がってきたデータの分析作業を進めている。さらに、平成18年度の早い時期に同一内容での本調査を実施する予定だが、そのための送付先住所氏名の抽出を箕面市選挙管理委員会の協力を得て実施した。箕面市の選挙人名簿から3355名の標本を抽出している。 3月17日には、東京都労政事務所などで労働相談員を長らく務めて来られた金子雅臣氏を招いて研究会を開催する。同研究会ではパワーハラスメント、セクシャルハラスメント、職場いじめについての東京都現状を明らかにしたうえで、職場トラブルへの対処指針、望ましい窓口配置のあり方について意見交換を行い、来年度の本調査に備える。
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