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2006 年度 実績報告書

転換期における市民的安全構築の比較憲法的研究

研究課題

研究課題/領域番号 16330007
研究機関名古屋大学

研究代表者

森 英樹  名古屋大学, 名誉教授 (60022422)

研究分担者 浦部 法穂  名古屋大学, 大学院法学研究科, 教授 (90009811)
本 秀紀  名古屋大学, 大学院法学研究科, 教授 (00252213)
愛敬 浩二  名古屋大学, 大学院法学研究科, 教授 (10293490)
小沢 隆一  東京慈恵会医科大学, 医学科, 教授 (60224226)
塚田 哲之  神戸学院大学, 法学部, 助教授 (00283383)
キーワード安全 / 安心 / 平和主義 / 社会保障 / 人間の安全保障 / 危機管理 / 警察国家 / 治安立法
研究概要

3年計画の最終年度にあたる今年度も、2回の研究会合宿を開催し、各研究分担者の研究内容を集団的に検討した。
2006年9月9日〜10日に行われた第1回合宿では、「フランスにおける自由と安全」、「フランスにおけるSecurite概念の射程」、「葛飾ビラ配布事件にみる自由と安全」、「『安全・安心』の自己責任化をめぐって」、「『安全の中の自由』論と警察行政法」、「アメリカにおける令状なし盗聴と憲法」、「リベラリズムからみた『安全・安心』」といったテーマで報告が行われ、活発な討論がなされた。
また、2007年1月7日〜8日に行われた第2回合宿では、「『安全・安心まちづくり』法制の展開と『安全』概念」、「『安全・安心』と少子化対策立法」、「ペルーにおける『安全』観念の特質」、「日米『安全』保障体制と『二つの法体系』論」、「ニュージーランドにおける安全と安心」、「国際組織犯罪と安全確保法制」といったテーマで報告が行われ、それぞれ検討されるとともに、3年間の研究成果をふまえた出版計画について、意見交換をした。
これら2回の研究会合宿を通じて、各国に共通する事象と、それぞれの国に固有の背景事情が明らかにされると同時に、「安全・安心」に関わる多様な分野の理論的掘り下げにより、市民的安全構築の諸相と全体像が見えてきた。
上記の各テーマについては、研究論文としてまとめられ、順次公表されており(11.研究発表の項、参照)、これらを集成し、5部構成(1.総論、2.「安全」の憲法理論、3.「安全」の比較憲法的検討、4.「安全」法理の多層的展開、5.市民的安全構築の展望)の研究書として出版する予定である。

  • 研究成果

    (7件)

すべて 2007 2006

すべて 雑誌論文 (6件) 図書 (1件)

  • [雑誌論文] 安全保障と憲法・憲法学2007

    • 著者名/発表者名
      水島朝穂
    • 雑誌名

      法学セミナー 625号

      ページ: 8-13

  • [雑誌論文] 国会は安全保障にどう向き合ってきたか2007

    • 著者名/発表者名
      倉持孝司
    • 雑誌名

      法学セミナー 625号

      ページ: 14-17

  • [雑誌論文] 安全保障と違憲立法審査権2007

    • 著者名/発表者名
      永田秀樹
    • 雑誌名

      法学セミナー 625号

      ページ: 32-35

  • [雑誌論文] ドイツにおける公共の場でのカメラ監視の憲法学的考察2006

    • 著者名/発表者名
      植松健一
    • 雑誌名

      名古屋大学法政論集 213号

      ページ: 335-363

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
  • [雑誌論文] イギリス労働党政権の「安全」政策の一側面2006

    • 著者名/発表者名
      植村勝慶
    • 雑誌名

      名古屋大学法政論集 213号

      ページ: 231-253

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
  • [雑誌論文] 憲法とテロ対策立法2006

    • 著者名/発表者名
      木下智史
    • 雑誌名

      法律時報 78巻10号

      ページ: 6-12

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
  • [図書] 平和的生存権の弁証2006

    • 著者名/発表者名
      小林 武
    • 総ページ数
      289
    • 出版者
      日本評論社
    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より

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公開日: 2008-05-08   更新日: 2016-04-21  

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