研究課題/領域番号 |
16330020
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研究機関 | 神戸大学 |
研究代表者 |
窪田 充見 神戸大学, 大学院・法学研究科, 教授 (60186450)
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研究分担者 |
齋藤 彰 神戸大学, 大学院・法学研究科, 教授 (80205632)
大内 伸哉 神戸大学, 大学院・法学研究科, 教授 (10283855)
泉水 文雄 神戸大学, 大学院・法学研究科, 教授 (50179363)
濱本 正太郎 神戸大学, 大学院・法学研究科, 教授 (50324900)
網谷 龍介 明治学院大学, 国際学部, 准教授 (40251433)
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キーワード | ヨーロッパ法 / EU法 / EC法 / 欧州連合 / EU / 主権 / 法の統一 / 法の調和 |
研究概要 |
今年度も、研究代表者及び研究分担者それぞれが、担当の課題に関して網羅的に文献調査収集を行うと共に、研究のまとめに取り組んだ。研究期間に積み重ねてきた調査研究を基に、その成果が雑誌論文等の形態で順調に公表されつつある。 窪田は、民法とりわけ債権法の分野における包括的な研究をまとめている。齋藤は、国際取引法・国際民事訴訟法分野におけるヨーロッパ法の進展をフォローし、ウィーン売買法条約も視野に入れて研究を進めた。大内は、ヨーロッパ法と構成国法との相互連関という問題意識を踏まえた労働法に関する研究を発表した。泉水は、競争法分野におけるヨーロッパ法と構成国法との関係について検討を深めている。網谷は、ドイツとオーストリアを具体的な例として、法・政治面におけるヨーロッパ統合研究に関する著作を発表した。濱本は、ヨーロッパ人権条約に関する研究を進めると共に、フランス行政法とヨーロッパ法(EU/EC法)との相互作用について、事例研究を行い、その成果を発表している。渋谷は、言語権に関するヨーロッパ法とヨーロッパ諸国国内法との関係を踏まえた著作を著している。 さらに、昨年度招聘したライプツィヒ大学のマルクス・コツァー教授の講演原稿を整理・翻訳の上、公表した。また、昨年度同様、EUインスティテュート関西の枠組で神戸大学を訪問するヨーロッパの研究者は数多く、EUIJ関西での研究会などを通じても、ヨーロッパ法と構成国法との相互作用について議論する機会を頻繁に得た。
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