研究課題/領域番号 |
16330031
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
国際関係論
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研究機関 | 法政大学 |
研究代表者 |
下斗米 伸夫 法政大学, 法学部, 教授 (80112986)
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研究分担者 |
羽場 久三尾子 法政大学, 社会学部, 教授 (70147007)
趙 宏律 法政大学, キャリアデザイン学部, 教授 (40265773)
木村 正俊 法政大学, 法学部, 教授 (70308097)
横手 慎二 慶応大学法学部, 教授 (00220559)
半澤 朝彦 明治学院大国際学部, 講師 (80360882)
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研究期間 (年度) |
2004 – 2005
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キーワード | 東アジア / 冷戦 / 中華人民共和国 / ソ連 / アメリカ / 朝鮮戦争 / 金日成 / 朝鮮民主主義人民共和国 |
研究概要 |
計2年にわたる本東アジア冷戦の研究プロジェクトでは、1回の海外からの研究者招聘の研究会開催を含め、計10回の東アジアを中心とする冷戦史研究会を開催、研究を進めることができた。報告には各分担者が当たったほか、朝日新聞の今西記者など現場の報告、博士論文執筆修了者もあたった(スベトラナ・ワシリューク、片桐俊浩氏)。 代表である下斗米は礼冷戦と北朝鮮に関し、8月のトルコ・イスタンブールでの世界国際政滑学会創立大会でも報告、また06年1丹にはソウルで新資料を入手、これに基づき3月、サンターバラでの国際冷戦研、サンジエゴのISA(全米国際政治学会)大会で04年度に引き続き50年代後半の北朝鮮にかんする報告をおこなった。 また海外からは、ロシア科学アカデミーのS・チュグロフ氏(日露関係)、米国冷戦研究者デービット・ウルフ氏を招請、東京レベルでの学者をも招いて、有益な意見交換を行った。法政大博士、課程の曹海石氏らも報告に加わり(1945-49年の中国共産党の朝鮮半島政策)、早稲田大の毛里和子氏のグループ、一橋田中研究室との交流を図れた。 また北大スラブ研究センターに所蔵の、ほとんど利用されてこなかったソ連共産党国際部史料のコピーを入手、これに基づいて国際会議で公表した。 これらの研究に関する成果については基本的には個別のモノグラフとして漸次公表しつつあり、『法学志林』、ウッドローウイルソンセンター、韓国国際政治学会、冷戦プロジェクトでのブレチン16号に公表予定である。なお下斗米が04年に公表した『アジア冷戦史』について、05年12月『アジア太平洋賞特別賞』がアジア調査会・毎日新聞からおくられた。 また06年7月には岩波書店から下斗米の『モスクワと金日成-冷戦下の北朝鮮(1945-61年)』が刊行予定となっている。
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