研究課題/領域番号 |
16330054
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研究機関 | 同志社大学 |
研究代表者 |
徳岡 一幸 同志社大学, 経済学部, 教授 (40163969)
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研究分担者 |
篠原 総一 同志社大学, 経済学部, 教授 (30121594)
鹿野 嘉昭 同志社大学, 経済学部, 教授 (60241767)
阿部 茂行 同志社大学, 政策学部, 教授 (60140076)
西村 理 同志社大学, 経済学部, 教授 (30104607)
松島 茂 法政大学, 経営学部, 教授 (00339508)
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キーワード | 産業集積 / 京都市 / 中国 / 空間経済学 / 中小企業 |
研究概要 |
平成18年度においては、京都の産業集積の実態と課題について分析と中国における産業集積の形成過程に関する研究を継続し、成果の発表ととりまとめを行った。研究成果の発表に関する具体的な内容は以下のとおりである。 1.同志社大学人文科学研究所の研究会と共同で開催した研究会において、以下のテーマに関する研究分担者、その他の研究者の報告と議論をおこなった。 (1)京都市企業の連携・ネットワーク (2)CRDデータベースからみた日本の中小企業 (3)産業集積分析の枠組み-地理的集中、産業ネットワーク、知識流動性- 上記のテーマのなかで、(1)と(2)は本研究の研究分担者による京都の産業集積の特性および経営・財務データベースを用いた日本の中小企業の特性に関する研究成果の報告である。さらに、京都市の産業集積に関しては、京都市が実施したアンケート調査の結果に基づき、今後の集積の持続可能性について分析を行った。なお、(3)は中国人民大学の楊瑞龍教授らによる中国の経済技術開発区における産業集積の特徴と問題点を、空間的集中、産業ネットワーク、知識流動性の3つの次元をとおして捉えた研究である。 2.中国における産業集積形成の形成過程に関する研究では、寧波と北京近郊における2回の現地調査を実施し、集積内に立地する企業の経営特性を中心に分析を行った。そして、2007年2月には、人文科学研究所の講演会において本研究の研究分担者による講演を行い、中国における産業集積形成の経済的背景とそこに立地する地元企業の経営戦略の特徴について研究成果を報告した。
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