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2007 年度 研究成果報告書概要

エージェント・ベース・モデリングによる経営組織のマネジメントに関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 16330075
研究種目

基盤研究(B)

配分区分補助金
応募区分一般
研究分野 経営学
研究機関慶應義塾大学

研究代表者

高木 晴夫  慶應義塾大学, 大学院・経営管理研究科, 教授 (20118962)

研究分担者 出口 弘  東京工業大学, 大学院・総合理工学研究科, 教授 (60192655)
木嶋 恭一  東京工業大学, 大学院・社会理工学研究科, 教授 (10134826)
寺野 隆雄  東京工業大学, 大学院・総合理工学研究, 教授 (20227523)
根来 龍之  早稲田大学, 商学部, 教授 (70189364)
奥田 栄  人間環境大学, 人間環境学部, 教授 (10160805)
研究期間 (年度) 2004 – 2007
キーワードエージェント・ベース・モデリング / エージェント・ベース・シミュレーション / 経営組織デザイン論 / リーダーシップデザイン論 / 創発的ボトムアップ原理
研究概要

本研究の目的は、エージェント・ベース・モデリングによる経営組織のデザイン論の構築である。この研究の背景には、インターネット社会における経営組織が環境変化の激しさに対応するために公式度の低い「有機的組織」の形態をとるようになったことがある。この特性は、社会・組織やその構成員を「内部状態をもつ自律的なエージェントの集団」もしくは多主体複雑系(ポリエージェントシステム)として考察することで初めて理解できる。この目的に向かう研究活動を4年間行い、その最終年度として、次のような5つのカテゴリに分けられる研究成果としてとりまとめた。(1)エージェント・ベース・モデリングの理論的基礎に関する研究。これにより主体の相互作用と創発現象に特徴づけられるモデリングの理論的基礎を明らかにした。(2)その応用原理に関する研究。この研究ではエージェントの相互作用とその結果発言する巨視的な現象との間に存在するミクロ・マクロ・リンクに注目した。(3)組織と人的資源のマネジメントに関する研究。ここでは機械的組織から有機的組織への変換過程を分析し、多様性・相互作用・淘汰のシステム論的考察を行った。(4)科学技術の展開と社会経済構造に関する研究。これにより多主体の相互作用の変容という観点から我が国の科学技術の展開と社会経済構造の変化を考察した。(5)新しい社会システム理論に関する研究。特にはコンピュータエージェントと人間とが同等の立場で参加するハイブリッド・シミュレーションの重要性を指摘した。(6)エージェント・ベース・モデリングの経済・経営・社会問題への用に関する研究。最後に、これらの研究成果を社会に向けて報告するためのシンポジウムを開催した(シンポジウム『エージェント・ベース・モデリングによる経営組織のマネジメント』、平成19年12月22日(土)13:30-17:00、早稲田大学国際会議場)。

  • 研究成果

    (10件)

すべて 2007

すべて 雑誌論文 (6件) (うち査読あり 3件) 学会発表 (2件) 図書 (2件)

  • [雑誌論文] ケースメソッドとビジネスゲームを融合する学習システム2007

    • 著者名/発表者名
      寺野 隆雄(他2名)
    • 雑誌名

      教育システム情報学会誌 Vol.24,No.2

      ページ: 95-105

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
    • 査読あり
  • [雑誌論文] エージェントベース社会シミュレーション言語SOARSの開発2007

    • 著者名/発表者名
      出口 弘(他1名)
    • 雑誌名

      電子情報通信学会論文誌D Vol.J90-D No.9

      ページ: 2415-2422

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
    • 査読あり
  • [雑誌論文] Exploring the Vast Parameter Space of Multi-Agent Based Simulation2007

    • 著者名/発表者名
      Terano, T(他2名)
    • 雑誌名

      MABS 2006 LNAI4442,Springer

      ページ: 1-14

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
    • 査読あり
  • [雑誌論文] Learning System Integrating Case Method and Business Game2007

    • 著者名/発表者名
      Terano, Takao
    • 雑誌名

      Journal of education, system, and information Vol. 24 No. 2

    • 説明
      「研究成果報告書概要(欧文)」より
  • [雑誌論文] Development of Agent Based Social Simulation Language SOARS2007

    • 著者名/発表者名
      Deguchi, Hiroshi
    • 雑誌名

      Journal D of electronics, information, and communication Vol. J90-D No. 9

    • 説明
      「研究成果報告書概要(欧文)」より
  • [雑誌論文] Exploring the Vast Parameter Space of Multi-Agent Based Simulation2007

    • 著者名/発表者名
      Terano, Takao
    • 雑誌名

      LNAI4442 Springer

    • 説明
      「研究成果報告書概要(欧文)」より
  • [学会発表] 複雑2重ネットワークモデルによる貨幣の創発ピついて2007

    • 著者名/発表者名
      寺野 隆雄(他3名)
    • 学会等名
      人工知能学会第21回全国大会
    • 発表場所
      宮崎市ワールドコンベンションセンター
    • 年月日
      2007-06-20
    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
  • [学会発表] Emergences of Money in the Model of Double Complex Network2007

    • 著者名/発表者名
      Terano, Takao
    • 学会等名
      21st National Conference of Artificial Intelligence
    • 年月日
      2007-06-20
    • 説明
      「研究成果報告書概要(欧文)」より
  • [図書] ホリスティック・クリエイティブ・マネジメント2007

    • 著者名/発表者名
      木嶋 恭一
    • 出版者
      丸善
    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
  • [図書] Holistic and Creative Management2007

    • 著者名/発表者名
      Kijima, Kyouichi
    • 出版者
      Maruzen
    • 説明
      「研究成果報告書概要(欧文)」より

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公開日: 2010-02-04  

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