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2006 年度 実績報告書

バランスト・スコアカードの理論とわが国における実践に関する学際的研究

研究課題

研究課題/領域番号 16330089
研究機関早稲田大学

研究代表者

長谷川 惠一  早稲田大学, 商学学術院, 教授 (60218443)

研究分担者 清水 孝  早稲田大学, 商学学術院, 教授 (50216090)
奥村 雅史  早稲田大学, 商学学術院, 助教授 (30247241)
小林 麻理  早稲田大学, 商学学術院, 教授 (50248978)
佐々木 茂  高崎経済大学, 経済学部, 教授 (60235249)
森岡 一憲  広島修道大学, 経済科学部, 教授 (40239629)
キーワード管理会計 / バランスト・スコアカード / 戦略 / 戦略マネジメント・システム / 顧客 / 業務プロセス / 病院経営 / 地方自治体
研究概要

平成18年度は、最終年度でもあり、この3年間にわたって行ってきた研究について、一応のとりまとめを行った。当初は、バランスト・スコアカードを導入している企業を対象に質問票調査や聞き取り調査を行い、バランスト・スコアカードの効果についての実証的な研究を意図し、検討する予定であったが、企業に対するこれらの調査は、企業の戦略に関わる事項であるため、現在のところ企業の了解や協力を得るのが比較的困難であることが次第にわかってきた。
そこで、非営利組織であり、近年アカウンタビリティあるいはディスクロージャーを重視しつつある病院を対象として、その構成員に対する質問票調査を行うことで、BSCの効果を具体的に検討した。調査対象としては、福井県、熊本県、新潟県および東京都に所在のBSCを導入・運用している4つの病院に協力を依頼し、その従業員に仕事に対する姿勢や仕事ぶりの評価の基準および戦略マップにおける因果連鎖について質問した。その概要を『研究成果報告書』(様式C・18)に所収しているが、ある病院の調査結果からは、仕事に対する姿勢と評価の基準の問には関連があり、また、戦略マップ上の学習と成長の視点、顧客の視点および財務の視点の間には因果連鎖が存在することが統計的に有意に確認された。
詳細な分析の結果は随時学内外の学術雑誌または学会において報告する予定である。さらに、今後は、可能な限りこれらの病院における調査を経年的に行い、時系列な分析を行う予定である。

  • 研究成果

    (5件)

すべて 2006

すべて 雑誌論文 (5件)

  • [雑誌論文] 政府部門の評価システムへのBSCの導入2006

    • 著者名/発表者名
      森岡一憲
    • 雑誌名

      経済科学研究 第9巻第2号

      ページ: 185-197

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
  • [雑誌論文] BSCの理論と病院経営への適応2006

    • 著者名/発表者名
      長谷川惠一
    • 雑誌名

      医療バランスト・スコアカード研究 第2巻第1号

      ページ: 71-78

  • [雑誌論文] 第1章 理論編 BSCとは何か?2006

    • 著者名/発表者名
      長谷川惠一
    • 雑誌名

      看護 第58巻第7号

      ページ: 6-24

  • [雑誌論文] 第4章 企業におけるBSC導入レポート 4-3企業事例から学びたいポイント2006

    • 著者名/発表者名
      長谷川惠一
    • 雑誌名

      看護 第58巻第7号

      ページ: 128-132

  • [雑誌論文] 戦略マネジメント・システムにおける脱予算経営の在り方2006

    • 著者名/発表者名
      清水 孝
    • 雑誌名

      JICPAジャーナル 第18巻第7号

      ページ: 162-168

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公開日: 2008-05-08   更新日: 2016-04-21  

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