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2004 年度 実績報告書

ネットワーク社会における会計ディスクロージャーに関する総合研究

研究課題

研究課題/領域番号 16330091
研究種目

基盤研究(B)

研究機関甲南大学

研究代表者

河崎 照行  甲南大学, 経営学部, 教授 (10122227)

研究分担者 岡村 雅仁  広島県立大学, 経営学部, 助教授 (80347608)
小谷 融  大阪経済大学, 経営情報学部, 教授 (50300364)
堀江 正之  日本大学, 商学部, 教授 (70173630)
浮田 泉  関西国際大学, 経営学部, 助教授 (70203502)
坂上 学  大阪市立大学, 大学院・経営学研究科, 助教授 (50264792)
キーワード電子開示システム / 財務報告 / ディスクロージャー / XBRL / ビジネスレポーティング / IT監査 / インターネット開示 / 財務報告インスタンス
研究概要

本研究の目的は,主要諸外国および日本における電子情報開示について,理論的・技術的かつ制度的な側面から体系的に調査・研究し,わが国における電子情報開示と監査(IT監査)のあり方について,その将来の方向性を提言することにある。第1年度の研究課題と成果は次のとおりである。
(1)第1課題「電子情報開示の理論的研究」では,電子情報開示の基礎理論としてのコミュニケーション理論の意義が認識されるとともに,電子情報開示は,投資者に対する企業のコミュニケーション手段として不可欠であることが論証された。併せて,現在,アメリカで展開されている「エンハンスト・ビジネスレポーティング」(Enhanced Business Reporting)の構想が議論され,その制度的基盤としての産(産業界)・官(基準設定団体)・学(学界)・士(公認会計士協会)によるコンソーシアムの立ち上げが高く評価された。
(2)第2課題「電子情報開示の技術的研究」では,Webサイトにおける財務情報作成言語であるXBRL(eXtensible Business Reporting Language)の重要性が論証されるとともに,その開発の現状と将来が議論された。併せて,現在,XBRL.japanが取り組んでいるFRIS(Financial Reporting Instance Standards;財務報告インスタンス基準)の翻訳作業に参画し,わが国におけるXBRLの開発に貢献した。
(3)第3課題「電子情報開示の制度的研究」では,(1)アメリカ,(2)イギリス,(3)中国および(4)韓国について,文献研究,現地でのインタビュー調査,および専門家の招聘(中国と韓国)により,各国の電子情報開示の現状と課題が浮き彫りにされるとともに,XBRLを各国の電子開示システムにいかに組込むかが喫緊の制度的課題とされた。

  • 研究成果

    (6件)

すべて 2005 2004

すべて 雑誌論文 (6件)

  • [雑誌論文] ディスクロージャーに係る証券取引法,関係政・府令等の完全解説(1)2005

    • 著者名/発表者名
      小谷 融
    • 雑誌名

      経営財務 2710号

      ページ: 14-19

  • [雑誌論文] 電子メディアとグローバルIR戦略2004

    • 著者名/発表者名
      河崎照行
    • 雑誌名

      経済経営研究 第2巻第2号

      ページ: 45-54

  • [雑誌論文] ITリスクの特定とITリスクの影響モデル2004

    • 著者名/発表者名
      堀江正之
    • 雑誌名

      會計 第166巻第5号

      ページ: 77-87

  • [雑誌論文] 変貌するシステム監査第1回 ITリスク管理監査への脱皮2004

    • 著者名/発表者名
      堀江正之
    • 雑誌名

      CYBER SECURITY MANAGEMENT 第6巻第65号

      ページ: 18-21

  • [雑誌論文] XBRLによる電子開示システムの拡張2004

    • 著者名/発表者名
      坂上 学
    • 雑誌名

      ディスクロージャー研究 第5号

      ページ: 1-10

  • [雑誌論文] 知的財産の認識と開示2004

    • 著者名/発表者名
      浦崎直浩
    • 雑誌名

      会計人コース 第39巻第3号

      ページ: 4-9

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公開日: 2006-07-12   更新日: 2016-04-21  

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