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2004 年度 実績報告書

協同作業空間の複層性に関する社会学的研究

研究課題

研究課題/領域番号 16330095
研究種目

基盤研究(B)

研究機関埼玉大学

研究代表者

山崎 敬一  埼玉大学, 教養学部, 教授 (80191261)

研究分担者 葛岡 英明  筑波大学, 大学院・システム情報研究科, 助教授 (10241796)
山崎 晶子  公立はこだて未来大学, システム情報科学部, 講師 (00325896)
井田 靖子 (菅 靖子)  津田塾大学, 学芸学部, 助教授 (20312910)
池谷 のぞみ  東洋大学, 社会学部, 助教授 (10297723)
深澤 建次  埼玉大学, 教養学部, 教授 (50165247)
キーワードエスノメソドロジー / 社会学 / コミュニケーション / リモートインストラクション / 携帯電話 / 子ども / 国際研究者交流 / アメリカ合衆国;イギリス
研究概要

この研究では、(1)携帯電話におけるコミュニケーションと、道案内実験(2)ミュージアムにおける鑑賞支援実験と遠隔操作ロボットの実験(3)成員カテゴリーとコミュニケーションや協同作業の関係の研究を行った。
(1)においては、携帯電話のコミュニケーションにはどのような特質があるかを調べるために、携帯電話の録音を行った。また、携帯電話を用いて遠隔から道案内を行う実験を行い、特に、案内の間違いがおきる例のビデオデータを観察することにより、遠隔からのインストラクションがどのような問題をもっているかを分析した。(2)においてはミュージアムにおける鑑賞において先生が解説を行っている場面の実験調査とそのビデオ撮影を行った。そして、鑑賞や解説という行為が身体的行為、特に視線の動きとどのような関係を持っているかを明らかにした。またその知見に基づき、GestureMan3という遠隔操作ロボットの改良を行った。そこで主に、明らかになったのは人間の行為における予期の問題と、特に遠隔的な協同作業空間の複層性(二重性)という問題であった。その問題に対応するために、現在遠隔操作ロボットをさらに改良中である。(3)成員カテゴリーとコミュニケーションや協同作業の関係の研究においては、(i)保育園での保育者と子どもの相互行為(ii)病院での協同作業(iii)ジェンダーカテゴリーとコミュニケーションの関係(iv)ミュージアムでの鑑賞行為、についてのフィールドワークを行った。そのなかで、成員カテゴリーが協同作業において、どのような働きをしているのかを現在分析中である。

  • 研究成果

    (3件)

すべて 2005 2004

すべて 雑誌論文 (2件) 図書 (1件)

  • [雑誌論文] ロボットを介した遠隔コミュニケーションシステムにおけるエコロジーの二重性の解決:頭部連動と遠隔ポインタの評価2005

    • 著者名/発表者名
      葛岡英明, 山崎敬一, 上坂純一
    • 雑誌名

      情報処理学会論文誌 Vol.46, No.1

      ページ: 187-196

  • [雑誌論文] Mediating Dual Ecologies2004

    • 著者名/発表者名
      Hideaki Kuzuoka, Jun'ichi Kosaka, Keiichi Yamazaki, Yasuko Suga, Akiko Yamazaki, Paul Luff, Christian Heath
    • 雑誌名

      Proc.of CSCW2004

      ページ: 477-486

  • [図書] 実践エスノメソドロジー入門2004

    • 著者名/発表者名
      山崎敬一編
    • 総ページ数
      266
    • 出版者
      有斐閣

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公開日: 2006-07-12   更新日: 2016-04-21  

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