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2005 年度 実績報告書

サード・エイジャーの生活様式と高齢期における適応行動に関する生涯発達論的研究

研究課題

研究課題/領域番号 16330099
研究機関神戸大学

研究代表者

小田 利勝  神戸大学, 発達科学部, 教授 (90124536)

研究分担者 稲場 圭信  神戸大学, 発達科学部, 助教授 (30362750)
キーワードサード・エイジ / サード・エイジャー / 生活様式 / ライフスタイル / 適応行動 / 年齢規範 / 団塊の世代
研究概要

生活様式の概念は多義的である。英語のway of lifeやlife stylesも同様である。とくに、ライフスタイルという用語は、近年さまざまな場面で頻繁に使われているが、今日なお明確な共通理解の下で使われているわけではなく、十分に概念的検討が行われているとは言い難い。そこで、本年度は、ライフスタイルの概念についての検討と測定尺度の開発を試み、あわせて分析枠組みの洗練を図った。ライフスタイルは、基本的には外側から観察できる行動様式であるが、大きくは本人の主体的意志による主意的ライフスタイル概念と所得や職業あるいは性や年齢などに規定される構造的ライフスタイル概念とを類別される。そうした概念の下でライフスタイルを包括的に把握しようとすれば、測定次元は現在さまざまな場面で使われているライフスタイルという用語で指し示そうとしているものより遙かに多様なものになる。とりわけ主意的ライフスタイル概念の下においては、生活のあらゆる領域における行動の反映であると同時に態度やパーソナリティ、生活経験の反映でもあるから一層複雑である。少子・高齢化が進み、人口減少社会に突入した今日およびこれからの日本において、団塊の世代を含むサード・エイジャーのライフスタイルがどのようなものであるかを主意的概念と構造的概念の両面から明らかにし、それが高齢期への適応と生涯発達に結びついたものなのか検討することは重要な課題であると考える。本年度行った概念的考察と測定尺度の開発、分析枠組みの構築に基づいて、次年度は大規模な調査を行う。

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2005

すべて 雑誌論文 (1件)

  • [雑誌論文] Aged Society with a Fewer Number of Children and Apoptosis Phenomena of Highly-industrialized Society2005

    • 著者名/発表者名
      Toshikatsu Oda
    • 雑誌名

      Paper presented at the Oxford Round Table held at Oxford University on August, 7-12, 2005

      ページ: 10

URL: 

公開日: 2007-04-02   更新日: 2016-04-21  

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