研究課題/領域番号 |
16330106
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研究種目 |
基盤研究(B)
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研究機関 | 東洋大学 |
研究代表者 |
梁 春香 東洋大学, 国際地域学部, 教授 (20278047)
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研究分担者 |
佐々木 宏茂 東洋大学, 国際地域学部, 教授 (20073653)
小浪 博英 東京女学館大学, 国際教養学部, 教授 (10291965)
古屋 秀樹 東洋大学, 国際地域学部, 助教授 (80252013)
飯嶋 好彦 東洋大学, 国際地域学部, 助教授 (40320791)
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キーワード | 観光ソフトインフラ / 中国東北三省 / 中国観光発展 / 日中観光交流促進 / 環日本海地域 |
研究概要 |
初年度の16年は中国東北三省を中心にして、観光におけるソフトインフラ研究調査を行った。研究実績はつぎのとおりである。 1.現地ヒヤリング調査は16年7月、9月、17年3月の三回にわたって、行われた。調査地域は北京市、天津市、長春市、大連市、ハルビン市を主要調査対象都市とした。ヒヤリング調査の対象者の方々、または調査のための意見交換会に出席された方々に当該地域の観光機関最高責任者、政府観光関係者、観光企業関係者、観光研究者・学者、それに日本の在駐北京の観光関係者等が含まれている。したがって幅広く意見交換ができ、また観光ソフトインフラに関する情報収集および、当該地域の観光ソフトインフラの実態をかなり把握できたと認識している。 2.環日本海地域諸国の観光ソフトインフラ整備の実態を把握する目的のアンケート調査(16年度は中国対象)を17年1月に実施した。調査地域は中国の天津市、遼寧省の藩陽市、吉林省の長春市、黒竜江省のハルビン市の四都市で、回収されたサンプルは1500である。アンケートは現地協力大学の真摯なご協力の下で、実施され、且つ予期した調査目標が完遂された。つぎはデータの集計と解析作業に入るが、この調査実績を踏まえて、17年度、モンゴル、ロシア、韓国の三国で実施する予定となっている。 3.地域と連携してセミナーを開催した。16年11月中国北京大学の都市観光計画専門の呉必虎教授を招聘して、本研究の研究メンバー及び大学の観光関係者と栃木の日光市の市長を含めて観光機関関連担当者、観光事業経営者の双方で、それぞれ日中観光交流発展促進についてと、中国観光発展の現状といったテーマのセミナーを開催して、学生の参加者、地域の参加者から大きな反響を及んだ。 4.研究成果の公開。16年度に研究メンバーが関係の学会、国際会議で研究発表を行ったものは4本ある。今後観光のソフトインフラという斬新な概念をより明確に確立して、研究を深めていく。
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