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2005 年度 実績報告書

新しいコミユニティの構想--東部被災地をフィールドとして

研究課題

研究課題/領域番号 16330112
研究機関同志社大学

研究代表者

鵜飼 孝造  同志社大学, 社会学部, 教授 (00203498)

研究分担者 宮垣 元  甲南大学, 文学部, 助教授 (40340905)
平松 闊  甲南大学, 文学部, 教授 (30030042)
星 敦士  甲南大学, 文学部, 専任講師 (90411834)
キーワード阪神淡路大震災 / コミュニティ / ボランティア / NPO / 地域情報
研究概要

今年度の研究は、1)学生主導型のコミュニティ調査プロジェクト、および2)兵庫県民を対象とするアンケート調査、の2つを柱として進められた。
1)については、前年度から引き続き、震災復興検証プロジェクトおよびテーマコミュニティ・プロジェクトを中心にフィールドワーク調査をおこなった。前者では「アクタ西宮」という震災で消失した市場と商店街を復興するためにつくられた商業施設に聞き取り調査を行ないながら、その顧客からみたコミュニティの変容を検証した。後者では福祉・国際・子育て・アートのテーマに注目し、地域福祉センター、多文化共生センター、保育園、ギャラリーなどで、それぞれの活動に参加しながらの参与観察調査をおこない、現在の新しいコミュニティ像をさぐった。
2)については、地域参加(自治活動、趣味サークル、ボランティア)、ネットワーク(つきあい、たすけあい)、居住環境(移動も含む)、教育と就業の機会、地域情報、社会意識の各項目を軸とするアンケート調査の実施によって、被災地における現在のコミュニティの全体像を描出することを試みた。
調査対象地は本研究が対象とする東部被災地の特徴を明らかにするために、被災地以外も含む県下20地点(18自治体)から無作為抽出により合計4000名を抽出して、1月に郵送法調査をおこなった。今年度から個人情報保護法が施行されたために調査環境が激変し、各自治体での選挙人名簿の閲覧が不可能になり、住民基本台帳抄本からの抽出に計画および予算を大幅に変更せねばならなかったが、最終的に3割近い回答を得ることができた。
回収したアンケートは、その後、デジタルデータとして電算機入力をおこない、エラーチェック、リコード、論理エラーチェックなどのデータ編集を施し、年度内にデータを完成させ、4月以降の分析および研究発表に間に合わせることができた。

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公開日: 2007-04-02   更新日: 2016-04-21  

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