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2004 年度 実績報告書

地方小都市における「地域の福祉力」形成及び評価尺度・基準に関する総合的研究

研究課題

研究課題/領域番号 16330116
研究種目

基盤研究(B)

研究機関京都府立大学

研究代表者

宮嶋 邦明  京都府立大学, 福祉社会学部, 教授 (80046507)

研究分担者 高原 正興  京都府立大学, 福祉社会学部, 教授 (30154892)
小沢 修司  京都府立大学, 福祉社会学部, 教授 (80152479)
築山 崇  京都府立大学, 福祉社会学部, 教授 (80175463)
大田 直史  京都府立大学, 福祉社会学部, 助教授 (20223836)
長谷川 豊  京都府立大学, 福祉社会学部, 助教授 (90254317)
キーワード地域の福祉力 / ソーシャル・キャピタル / 地方小都市
研究概要

1.今年度は、本研究において調査を予定している8つの地方小都市(人口規模3万人から5万人台)について予備的調査を実施し、これら自治体・地域の基本データを収集・整理するとともに、基礎的な分析を行った。また、9月初旬に石狩市(北海道)、3月初旬に日吉市(熊本県)で現地調査を実施し、市役所および市社協の職員に対する聞き取りとともに、現地の福祉関係や地域づくりの非営利組織、協同組合等の職員に対する聞き取りを行った。前者は、大都市(札幌市)近接都市であり高度経済成長期以降開発された住宅地に居住する新住民層を中心に組織されたNPO団体の活動が活発であった。後者は、伝統的な町内会組織や校区社協の取り組みが充実し、97町内会のうちすでに4割を超える組織が法人格を取得して認可地縁団体となっている。
2.上記の現地調査等に先立って、研究会・学習会を開催し、「地域の福祉力」形成に関連する理論的検討を行った。具体的には、「地域の福祉力」がキーワードとなっている共生のまちづくり懇談会の最終報告書の論点を整理するとともに、近年関心が急速に高まっている、地域住民の相互信頼、互恵といった人間関係や社会関係をあらわす「ソーシャル・キャピタル」論について検討した。
また、この理論的検討とあわせて、本研究の課題である「地域の福祉力」形成の現状・達成度を評価するための尺度・基準等を折出する作業として、これまでの共同研究で明らかにした5つの要件((1)産業経済状況、(2)自治体財政状況、(3)町内会、(4)社会福祉協議会、(5)社会教育・生涯学習)を踏まえ、同要件および達成度を的確に示しうるデータ、指標について検討した。

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公開日: 2006-07-12   更新日: 2016-04-21  

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