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2006 年度 実績報告書

地方小都市における「地域の福祉力」形成及び評価尺度・基準に関する総合的研究

研究課題

研究課題/領域番号 16330116
研究機関京都府立大学

研究代表者

宮嶋 邦明  京都府立大学, 福祉社会学部, 教授 (80046507)

研究分担者 小沢 修司  京都府立大学, 福祉社会学部, 教授 (80152479)
上掛 利博  京都府立大学, 福祉社会学部, 教授 (30194963)
吉岡 真佐樹  京都府立大学, 福祉社会学部, 教授 (80174895)
大田 直史  京都府立大学, 福祉社会学部, 教授 (20223836)
長谷川 豊  京都府立大学, 福祉社会学部, 助教授 (90254317)
キーワード地域の福祉力 / ソーシャル・キャピタル / 地方小都市
研究概要

1.今年度は、地方小都市(京都府綾部市、高知県南国市の2市)において現地調査を実施し、市役所や市社協等の職員をはじめ、自治会や福祉関係施設、まちづくりの非営利組織の関係者から聞き取りを行った。綾部市(9月)は世界連邦都市宣言を日本で最初に行うなど世界平和へ強い関心を持ち続けるとともに、製糸業等にみられるように歴史的にものづくりが盛んであり、現在も工業団地の誘致・拡充を積極的に進めている。他方で、過疎高齢化の著しい市東部の「限界集落」に対しては、水源の里条例を定めるなどして都市農村交流促進や特産物育成を通じた地域の再生を図っている。南国市(11月)は県庁所在地である高知市に隣接しつつも、歴史的独自性を有し交通の要衝として位置している。中心地区(御免町)においては「ハガキでごめんなさい全国コンクール」を通じたユニークなまちづくり、地域おこしが進められる一方、近隣の大規模な商業施設との共存が課題となっている。また、下松市、氷見市において追跡調査を実施し、データの追加収集とともに、地域の基幹産業と勤労者の生活状況、駅前等の中心地区の「再開発」事業と「活性化」等について地域住民から聞き取り等を行った。市町村合併が一段落する一方で、産業構造の変化や商業地区の移動、過疎高齢化や郊外居住等が住民の意識や自治といった地域コミュニティのあり方に大きな影響を及ぼしている。
2.「地域の福祉力」形成の現状・達成度を評価するための尺度・基準等を析出すべく、「ソーシャル・キャピタル」論、「地域力」研究や学会動向等を踏まえつつ、1の現地調査を通じて収集した各種データの整理を行うとともに、以前の共同研究で明らかにした5つの要件((1)産業経済状況、(2)自治体財政状況、(3)町内会、(4)社会福祉協議会、(5)社会教育・生涯学習)の再検討を含め、データ、指標等について検討・分析を行った。

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公開日: 2008-05-08   更新日: 2016-04-21  

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