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2004 年度 実績報告書

地域子育て支援の推進にかかわる住民主体活動の果たす役割に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 16330117
研究種目

基盤研究(B)

研究機関大阪市立大学

研究代表者

山縣 文治  大阪市立大学, 大学院・生活科学研究科, 教授 (10159204)

研究分担者 岩間 伸之  大阪市立大学, 大学院・生活科学研究科, 講師 (00285298)
寺田 恭子  大阪成蹊短期大学, 児童教育学科, 助教授 (30369673)
キーワード地域 / 生活 / 自己の主体形成 / 社会性の自己形成
研究概要

初年度の主たる研究は、「貝塚子育てネットワークの会」(以下、「貝塚ネット」と略)に関わるメンバーおよび利用者への調査、および16年間にわたる「貝塚ネット」活動のまとめである。16年間蓄積してきた活動記録の整理は、客観的、鳥瞰的に活動軌跡を捉え、今後の活動に活かすことを目的とし実施した。
「貝塚ネット」は、「乳幼児」「幼稚園」「小学生」「中高生」の4つの部会と「プレイバーク」「遊ぼう!はらっぱ」の二事業、そして貝塚ファミリー劇場から構成されている。今回の調査は522人を対象に、郵送法で実施した。有効回収数は289票で、有効回収率は55.4%であった。調査結果については、現在集約中であるので分析の詳細は未完であるが、調査票を作成するまでの過程や調査票の自由記述欄(自由記述欄回答者98名)から、「貝塚ネット」活動の特徴として、以下のことが明らかとなった。
「貝塚ネット」活動の目的は、子育て支援や事業活動ではなく、あくまでも自分自身が主体的に「子どもと共に育ち合う」「地域と共に育ち合う」ことにある。つまり「子どもの発達における学び」を前提としながら子育て環境を充実するまちづくりを通して、「自己の主体形成」や「社会性の自己形成」を培うことにある。自由記述欄に記載されている回答の多くからは、生活の一部として楽しみながら「貝塚ネット」活動をしているので、その活動は自然に生活の場である地域に還元され、また、次世代の母親も無理なく活動を継承しているという循環図式が形成されていることが明らかである。

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公開日: 2006-07-12   更新日: 2016-04-21  

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