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2006 年度 実績報告書

地域子育て支援の推進にかかわる住民主体活動の果たす役割に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 16330117
研究機関大阪市立大学

研究代表者

山縣 文治  大阪市立大学, 大学院生活科学研究科, 教授 (10159204)

研究分担者 岩間 伸之  大阪市立大学, 大学院生活科学研究科, 助教授 (00285298)
寺田 恭子  大阪成蹊短期大学, 児童教育学科, 助教授 (30369673)
キーワード子育て支援 / 子育てネットワーク / 子育て支援ネットワーク / 住民主体
研究概要

今年度は、これまでの研究実続を踏まえて、「貝塚子育てネットワークの会」メンバーと家族に対するインタビュー調査と、全国各地で実践が進められている子育て支援の個々の活動の特性についてのインタビュー調査を実施した。詳細は以下のとおりである。
1.「貝塚ネット」調査研究
1988年に産声をあげた「貝塚子育てネット」は、2006年で満18年になった。この18年間の活動の中で育った子どもたちや活動関係者は、「貝塚子育てネット」から何を学び、どのような影響を受けたのか、調査票をもとにインタビュー調査を行った。その結果、活動に関わってきた人々の主体性や自立性、社会力が形成されていること、そしてその基盤になるものとして「人との関係づくり」「人と人とのつながり方」を活動を通して学んだことが確認された。また、「貝塚子育てネット」の「第三者評価」を実施し、地域である貝塚市や他の地域の子育て支援関係者、研究者など18名に評価を依頼した。その結果、地域が今後「貝塚子育てネット」をどのように活用するのか、また地域の福祉との関わり方などの課題が提示された。
2.「子育てネットワーク」調査
全国各地で実践が進められている子育て支援の活動の特性を明らかにするために、「子育てネットワーク」と称される団体を対象にしたヒアリング調査を行った。その結果、実践者が語る「子育てネットワーク」活動は、「子育てネットワーク」と称する組織が実施する活動、人や組織などがつながる活動を含んでいることが分かった。このことから、「子育てネットワーク」という用語自体が、組織と活動、もしくはその両方の意味で用いられていると考察された。また、イベントについては、組織の目的を達成するための一つの手段として意図的に活用されており、「子育てネットワーク」活動として重要な位置にあることが考察された。

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2006

すべて 雑誌論文 (1件)

  • [雑誌論文] 子育てネットワークの実態I-行政との関係の視点から2006

    • 著者名/発表者名
      橋本真紀, 中谷奈津子, 金山千広
    • 雑誌名

      聖和大学論集 第34号

      ページ: 111-121

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より

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公開日: 2008-05-08   更新日: 2016-04-21  

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