研究課題/領域番号 |
16330122
|
研究種目 |
基盤研究(B)
|
研究機関 | 同志社大学 |
研究代表者 |
井岡 勉 同志社大学, 文学部, 教授 (80066240)
|
研究分担者 |
岡本 民夫 同志社大学, 文学部, 教授 (80071918)
黒木 保博 同志社大学, 文学部, 教授 (20121593)
谷口 政隆 神奈川県立保健福祉大学, 保健福祉学部, 教授 (40155213)
山本 隆 立命館大学, 産業社会学部, 教授 (90200815)
柴田 謙治 金城学院大学, 現代文化学部, 教授 (00242892)
|
キーワード | 地域福祉 / 国際比較 / 日韓比較 / 東アジア類型 / 西欧類型 |
研究概要 |
1 国内共同研究会議の開催・論議集約 第1回研究会議(平成16年6月6日、於・同志社大学)で本研究の実施方針と方法を論議集約し、第2回研究会議(平成17年3月5日〜6日、於・同上)では国内事例研究(京都府宇治市、兵庫県但東町)、訪韓および訪欧各調査につき研究分担者から報告、総括論議した。 2 国内地域福祉事例研究の実施 国内地域福祉概況・特徴の把握・分析を行うとともに、都市、農村の事例として宇治市(7月20日、6名参加)、但東町(8月5日、4名参加)を訪問し、(1)公民提携、(2)地域的孤立・近隣ネットワーク、(3)コミュニティワーク、ソーシャルワークの展開状況につき重点的に調査した(重点的調査課題は海外比較調査にも準用)。 3 日韓地域福祉比較と東アジア類型追究実施(訪韓調査:8月22日〜27日、平成17年2月、7名参加) 韓国江南大学、尚志大学、釜山大学等の研究者と共同比較研究の推進につき論議するとともに、都市部のソウル特別市、春川市、原州市、農村部の慶尚南道居昌郡における各種社会福祉機関を訪問調査した。都市部では日本の地域福祉施策・活動の類似形態と内実の相違が認められ、農村部ではサービス基盤の不備を補う地域紐帯の活用と民間活動依存の傾向が確認された。 4 西欧類型比較研究の実施(西欧3カ国訪問調査、8月〜平成17年3月、8名参加) イギリス訪問調査を重点として、スウェーデン、オランダ(民間地域福祉)を探索的に比較調査した。このうちイギリス調査ではコミュニティディベロプメントやパリッシュ計画策定等について東アジア類型との異同比較に資する情報を収集し得た。スウェーデン調査では東アジア類型と対照的な公的責任施策が確認された。 以上の研究実績に関して「地域福祉の比較研究:平成17年度調査ヒアリング資料集」を作成した。
|