研究課題/領域番号 |
16330150
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研究種目 |
基盤研究(B)
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研究機関 | 上越教育大学 |
研究代表者 |
得丸 定子 上越教育大学, 学校教育学部, 助教授 (00293267)
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研究分担者 |
ベッカー カール 京都大学, 大学院・人間・環境学研究科, 教授 (60243078)
谷田 憲俊 山口大学, 医学部, 教授 (30140437)
岩田 文昭 大阪教育大学, 教育学部, 教授 (00263351)
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キーワード | スピリチュアルエデュケーション / スピリチュアリティ / いのち教育 / 宗教教育 / 人格教育 / 健康教育 / 生と死 / 学校教育 |
研究概要 |
全員の取り組みとしてH16年8月20-21日「豊かないのちを考える、スピリチュアルケアとスピリチュアルエデュケーション(以下SEと略す)」と題し上越教育大学で講座を開催。参加者は250名。研究会を3回開催。個人的な取り組みの研究概要は以下に記す。 ・得丸定子:1.SEの実際について、米国(大学教育のSE)、フィンランド(青少年育成のためのSE、非宗教組織と宗教組織)、ロシア(幼稚園・小学校における民族理解としてのSE)での資料収集を行った。2.日韓大学生における「死と死後の恐れ」について意識調査。現在解析中。 ・カール・ベッカー:1.ミシガン大図書館等で、SEに関するカリキュラム、内容、展開の論文収集を行った。2.アメリカにおけるSEのケアに主眼をおいた老人施設、ホスピスを訪問し資料収集を行った。 ・谷田憲俊:1.イギリスのSEについて、ロンドンとその近郊の中学校を訪問し担当者と教員とのインタビューと情報収集を行った。2.国内のホスピス・緩和ケア病棟と在宅医療を行っている診療所・機関等に「子どもたちへの生と死に関する教育」と「SEに関する教育」のアンケートを実施。データを集計中。3.イギリス国立カリキュラムについて許可を得て翻訳中。 ・岩田文昭:1.47都道府県150の教育委員会に道徳教育の副教材に関するアンケートを送付。2.道徳の副教材の収集。3.東京大学COEプログラム「死生学の構築」と立命館大学大学院先端総合学術研究科「争点としての生命」研究会にてスピリチュアル教育に関する発表を行なった。 ・林貴啓:現在の日本において提言されている「教育におけるスピリチュアリティ」関連の諸議論に関して、問題となっている「スピリチュアリティ(場合によっては宗教心・宗教性など)」概念の意味を検討した。
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