研究課題/領域番号 |
16330150
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研究機関 | 上越教育大学 |
研究代表者 |
得丸 定子 上越教育大学, 学校教育学部, 教授 (00293267)
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研究分担者 |
カール ベッカー 京都大学, 大学院人間環境学研究科, 教授 (60243078)
谷田 憲俊 山口大学, 大学院医学系研究科, 教授 (30140437)
岩田 文昭 大阪教育大学, 教育学部, 教授 (00263351)
林 貴啓 立命館大学, 文学部, 講師 (90421271)
山田 眞知子 浅井学園大学, 人間福祉学部, 教授 (10347809)
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キーワード | スピリチュアル・エデュケーション / スピリチュアリティ / いのち教育 / 宗教教育 / 人格教育 / 人生の意味感 / 生と死 / 学校教育 |
研究概要 |
本年は研究最終年度であり、まとめの研究を進めつつ、市民への研究還元と研究成果出版計画を行った。研究還元としては、米国ダギーセンター所長のD.L.Schuurman氏を招聘し、第2回国際セミナー「子どものスピリチュアリティと悲嘆からの回復」を開催した。研究分担者の研究を以下に記す。 得丸:米国において、スピリチュアルな教育に関するレッスンプラン資料を収集。さらに、中学校でスピリチュアルな授業実践を試みた。本研究代表者として報告書作成等の取り纏めを行った。 谷田:国際臨床倫理学会(宇部)、国際生命倫理学会(北京)、日本ホスピス在宅ケア研究会でサロメ氏セミナーを開催または参加し、コミュニケーション法をスピリチュアル教育に応用する方策を研究。 ベッカー:上述の国際セミナーを中心者として開催。国内外で老後の生きがい、宗教的関心等に関する調査によりスピリチュアルな生甲斐の数量化を試みた。さらに、国内や米国でスピリチュアルな生きがい・教育に関するワークショップを開催した。 岩田:道徳の副教材の調査・研究を進めるとともに、その道徳教育の根拠になる原理を高坂正顕、さらに西田幾多郎に遡って探究した。これらの成果は、国際宗教学宗教史会議世界大会、西田哲学会、日本宗教学会、大正大学80周年創立記念国際学術シンポジウムなどで発表をした。 林:スピリチュアル教育において問題となる「スピリチュアリティ」概念の吟味を軸に、従来の「宗教と教育」の論議で生じた問題点を分析した。そして「問い」としてスピリチュアリティを理解する視点からの教育の展望を、数編の論文を通して発表した。 山田:フィンランドの小学校で、スピリチュアル教育が組み込みや目標について考察した。
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