研究課題/領域番号 |
16330155
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研究機関 | 京都府立大学 |
研究代表者 |
吉岡 真佐樹 京都府立大学, 福祉社会学部, 教授 (80174895)
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研究分担者 |
八木 英二 滋賀県立大学, 人間文化学部, 教授 (30071278)
牛渡 淳 仙台白百合女子大学, 人間学部, 教授 (30151856)
高野 和子 明治大学, 文学部, 教授 (30287883)
土屋 基規 神戸大学, 発達科学部, 教授 (10093519)
岩田 康之 東京学芸大学, 教員養成カリキュラム開発研究センター, 助教授 (40334461)
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キーワード | 教師教育 / 教員養成 / 教師論 / 教職研修 / 教育学部 / 教職過程 / 国際比較 / 教員評価 |
研究概要 |
本年度の研究実施計画に基づき、現地調査および研究会議の開催、学会発表と資料集の作成など、ほぼ予定通りの研究活動を行った。 1.外国調査に関しては、昨年度に引き続き、フランス(園山)、ドイツ(吉岡および研究協力者辻野、五十嵐)、イギリス(高野および佐藤)、アメリカ(牛渡)、中国(土屋および研究協力者・鮑良)、タイ(岩田)、国際教育機関(八木)についてそれぞれ現地調査等を行い、具体的な状況の把握に努めた。各国の養成機関のカリキュラム、教員評価の観点および評価表、視学官報告書の形式と内容など、それぞれ貴重な資料を収集することができた。 2.この間の収集資料を整理・分析して、「教師数育の資質向上策に関する資料集I・日本編」を2005年9月に発行し、現在「(同)II・外国編」を印刷中(2006年3月発行予定)である。前者は、各都道府県の教師の資質向上策に関する諸施策に関する基本資料を中心に、1985年以降の政府・文部省の政策文書およびそれに対する解説をつけたもので、約570頁におよぶ冊子である。後者は、各国の近年の教員政策動向を理解する上で特に重要であると考えられる資料を選び、それらを翻訳するとともに、解題をつけたものである(約370頁)。両者ともに、本研究課題を深める上できわめて有意義な成果であると考える。 3.また、本年度の研究成果の一部は、日本教師教育学会第15回研究大会(北海道教育大学釧路校:9月25日)の「課題研究I:国際比較研究・大学改革と教育専門職の養成」において発表した。八木、佐藤の司会のもとに、テーマは、「日本の大学改革と教師数育の展開」(岩田)、「地方教育行政の教員の資質向上策と教員評価制度」(土屋)、「教師の資質管理と高等教育-イギリスの場合」(高野)、「教師教育の国際比較研究の方法論をめぐって」(吉岡)であった。
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