研究課題
平成18年度は次の調査研究を行った。1)質間紙調査平成18年度は、平成18年8月に、成人を対象としたインターネット調査を全国の男性、女性各半数となるように2800件を抽出して実施し、その結果1009名の回答を得た。その主な質間項目は、(1)読書行動(日常の読書量などの読書習慣と読書分野などの嗜好性、選書の方法や本の取得法など)、(2)読書能力(基本的言語的能力、表現力、論理的解釈力、共感力、実践力)、(3)内発的要因(読者の興味や関心、特定分野の知識の量、経験など)、(4)外発的要因(親や友人などの影響や図書館や書店の利用、読書時間の有無)などである。2)日本の事例研究調査:18年度には、日本の各地で展開されている代表的な読書教育プログラムを収集するための事例研究として、「子育て支援図書館」の事例について調査研究を行った。3)国際事例研究調査:先進的な読書教育運動を実施している諸国について、平成18年度には、アジア地域(中国)、欧米地域(カナダ)を対象としてそれぞれ1名を派遣、中国とカナダの図書館活動について、読書教育の実態とプログラムを収集するための面接事例調査を実施した。以上の調査結果と16、17年度の結果をとりまとめ、最終報告書を作成した。
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