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2006 年度 実績報告書

学士取得過程の多様化に対応した単位認定と学士の質保証に関する日米欧の比較研究

研究課題

研究課題/領域番号 16330171
研究機関独立行政法人大学評価・学位授与機構

研究代表者

吉川 裕美子  独立行政法人大学評価・学位授与機構, 学位審査研究部, 助教授 (80282903)

研究分担者 橋本 弘信  独立行政法人大学評価・学位授与機構, 学位審査研究部, 教授 (10016131)
小林 雅之  東京大学, 大学院総合教育研究センター, 助教授 (90162023)
濱中 義隆  独立行政法人大学評価・学位授与機構, 学位審査研究部, 助教授 (10321598)
森 利枝  独立行政法人大学評価・学位授与機構, 学位審査研究部, 助教授 (00271578)
キーワード学士課程教育 / 単位認定 / 学位の質保証 / 編入学・再入学 / 学位の相互認証 / 高等教育のユニバーサル化 / 適格認定(アクレディテーション) / 評価
研究概要

高等教育のマス型からユニバーサル・アクセス型への移行は、個人については高等教育への再帰的な入学と機関間の流動性の拡大を意味するとともに、高等教育機関には個人の断続的な学習行動(編入学、転学、再入学、留学等)を許容する柔軟な制度が求められる。本研究は、こうした非伝統的な学習行動により教育課程が断片化して履修される場合に、学士課程としての体系性・一貫性を保持し、修了資格である学士学位の質を保証する方途について比較検討することを目的としたものである。最終年度である本年度は、以下の内容を中心に研究を行なった。
1.前年度に実施した全国の4年制大学・学部に対する国内アンケート調査をもとに、日本の大学における学生移動の実態を把握し、とくに編入学・転学者の既履修科目の単位認定方法と支援措置に重点を置いて分析した。
2.学生の機関間移動により生じる諸問題に先駆的に取り組んできたアメリカから関係者を招聘し、国際シンポジウム「ユニバーサル時代の学位と学習履歴」を開催した。このシンポジウムでは、(1)科目の等価性を判断し、単位認定を容易にするために大学職員協会が開発している仕組み(全米学籍登録・アドミッションオフィサー協会)、(2)学生・卒業生の取得学位、学習履歴、在籍記録の確認を可能にする総合的なデータバンク(全米学生クリアリングハウス)、(3)学籍登録の管理を支援する電子データ交換システム(テキサス州高等教育機関)について詳細な情報を得るとともに、アメリカの経験をふまえて日本の課題を議論した。
3.以上の分析と前年度までの成果にもとづき、(1)高等教育機関で提供される教育課程の単位化、モジュール化、(2)システム内およびシステム間での学習履歴の認定と互換を可能にする制度・手続き、(3)学士課程の体系性・一貫性と学士学位の質・水準を保証するメカニズム、に関して研究の総括を行なった。本研究の成果は報告書のほか、大学評価・学位授与機構が刊行する学術誌『大学評価・学位研究』に発表される予定である。

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2006

すべて 雑誌論文 (1件)

  • [雑誌論文] 単位互換性どの現状と課題2006

    • 著者名/発表者名
      濱中義隆
    • 雑誌名

      大学と学生 第33号

      ページ: 6-13

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公開日: 2008-05-08   更新日: 2016-04-21  

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