研究概要 |
1.感情表現の要素の強い詩を対象に,回を重ねるごとの詠み方,表現の変化について,「間」に焦点を当てて実験を行った。実験では小学生と大学生を被験者とし,実験結果を朗読の専門家によるCDと比較した。現在結果を分析中である。 2.オノマトペーを用いたボイスプロダクション制作を行い,作品におけるモーラの時間長についてデータを収集した。データは現在解析中である。 3.西洋音楽的基準の適用によって、わらべうたの伝統的要素が教材化の過程において変質していった経緯を検討するとともに、語りと歌という言葉の扱いを意識していた昭和初期の関係者の言説を検討した。 4.「マッチング」という方法に関して特にコンピュータの計算方法の単純化によってスピードアップに成功し、実験データを増やした。
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