研究課題/領域番号 |
16330181
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研究種目 |
基盤研究(B)
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研究機関 | 広島大学 |
研究代表者 |
平川 幸子 広島大学, 大学院・国際協力研究科, 助教授 (80314780)
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研究分担者 |
中山 修一 広島経済大学, 経済学部, 教授 (30084122)
相原 玲二 広島大学, 情報メディア教育研究センター, 教授 (50184023)
永田 成文 三重大学, 教育学部, 助教授 (40378279)
NU Nu Wai 広島大学, 大学院・国際協力研究科, 外国人特別研究員
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キーワード | 環境教育 / 国際理解教育 / 英語教育 / 情報教育 / 国際交流 / 地理教育 / インターネット |
研究概要 |
この研究は、日本と外国の高等学校にインターネットテレビ会議システムを設置し、それを様々な授業の中で使うことによって、高校生の環境問題など地球的課題への知識・理解、国際理解、英語能力を含む国際的なコミュニケーション能力が高まるかどうかを検証しようとするものである。 本年度は、初年度であり、まず広島県立安芸府中高等学校に日本での実験校をお願いするとともに、アメリカ・ハワイ州のメリノール高校とオーストラリアのベデ・ポールディング高校にその交流相手校をお願いし、今後の継続的な交流を約束した。更に、テレビ会議システムを設計・発注した。3つの学校にそれぞれテレビ会議システムを設置して、システムの試験を行った。ファイアウォールの取り外しなどでいくつかの困難があったものの、県立安芸府中高校では新しい回線を引くなどの手段で問題を解決し、良好な交流環境を作ることができた。ベデ・ポールディング高校では、今後先方の費用により専用の回線を整備し、よりよい交流環境を整備する予定である。 教育内容面では、今年度は、英語・日本語での自己紹介程度の試験的な交流を行ったのみである。2004年12月にメリノール高校との交流授業、2005年1月にはハワイ大学へのバーチャルカレッジ訪問、3月にはベデ・ポールディング高校との交流、同じく3月には地域の人々を交えたメリノール高校との交流を行った。生徒たちには、大変評判がよかったが、今後この活動をどのように発展させていくかが課題である。 地球的課題を扱う本格的な交流は、2005年度以降、日本側協力校及び相手校と打合せを行い、企画・実施する。
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