研究課題/領域番号 |
16330182
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研究機関 | 広島大学 |
研究代表者 |
中原 忠男 広島大学, 大学院教育学研究科, 教授 (90034818)
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研究分担者 |
角屋 重樹 広島大学, 大学院教育学研究科, 教授 (80136027)
池野 範男 広島大学, 大学院教育学研究科, 教授 (10151309)
吉田 裕久 広島大学, 大学院教育学研究科, 教授 (80108373)
磯崎 哲夫 広島大学, 大学院教育学研究科, 助教授 (90243534)
小山 正孝 広島大学, 大学院教育学研究科, 助教授 (30186837)
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キーワード | 教科教育課程 / カリキュラム構成 / 教務教育課程の構成原理 / 英国のナショナルカリキュラム / 米国のスタンダード / 学習指導要領 |
研究概要 |
今年度は研究の3年目で最終年度である。そこで、主として次の3つのことに取り組んだ。 1.これまでの研究成果を踏まえて、日本における算数・数学科、理科、社会科の新しい教科教育課程の研究 2.上記を踏まえて、3教科の子どもの学びに基づく21世紀型授業の実践的研究 3.3年間に渡る本研究の研究成果報告書の作成 これらの研究成果の一部として日本教科教育学会において次の2つの発表を行うなど、研究成果の発表活動も行った。 (1)21世紀型の教科教育課程の開発的研究(4)-わが国の算数・数学科教育課程の構成原理・構造について- (2)21世紀型の教科教育課程の開発的研究(5)-米国の科学教育スタンダードの構成原理・構造について- こうした研究の結果、普遍性のある21世紀型の教科教育課程の構成原理として次のものが妥当であるとした。 A.目的・目標については、人間主義を中心として、実用主義、文化主義にも十分に配慮すること B.内容選択配列については、心理主義・経験主義と、系統主義・論理主義とを協応させるとともに、スパイラル的なカリキュラムとすること C.方法については、構成主義、認知主義、連合主義を適宜使い分け、調整した原理を基本とすること そしてこれらの原理に、算数・数学科、・理科,社会科それぞれの教科固有の原理を加えて、3教科の教科教育課程の構想を提示した。例えば、算数・数学科においては、創造性の基礎や自律性の育成などを基本的な目的に据え、合同や文字式など重要な概念はスパイラル的な内容編成とし、構成主義にもとづく方法を基本とする、教科教育課程を提案した。併せて、構想案を基礎とする21世紀型の授業の提案も行った。
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