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2006 年度 実績報告書

携帯型端末による発達障害児の生活支援ツールの開発と評価

研究課題

研究課題/領域番号 16330189
研究機関愛媛大学

研究代表者

吉松 靖文  愛媛大学, 教育学部, 助教授 (50243861)

研究分担者 村田 健史  愛媛大学, 総合情報メディアセンター, 助教授 (20274342)
井上 雅彦  兵庫教育大学, 学校教育部, 助教授 (20252819)
木村 映善  愛媛大学, 大学院医学系研究科, 助教授 (20363244)
キーワード発達障害 / 自閉症 / XML / PIMツール / 視覚情報 / ネットワークデータベース / ユーザインターフェース / ユニバーサルデザイン
研究概要

本研究では、発達障害児のための日常生活支援ツールの開発と基礎実験を行った。ツールはWindows上で動作し、シンボルの編集機能、カレンダー機能、スケジューラ機能を有する。ツールの実装にはFLASHを用いており、全てのシンボルの追加・変更・削除が視覚的に行われる。また、スケジュールはシンボル表示をベースとした階層構造で表現されており、たとえば「ようごがっこう」でのスケジュールが「げたばこ(での靴の履きかえ)」、「ランドセル(をいつもの場所に置く)」、「(作業服への)着替え」などの手順になることを視覚的に示すことができる。予定が急遽変更した場合には、マウス操作によりシンボルを入れ替えることで、利用児の目の前で予定の変更を確認しながら行える。
以上に加えて、ツールを発展させ、ネットワークを介してツールが利用するデータ(シンボル、サウンド、予定など)を同期するネットワーク対応型のシステムを開発した。PC版で作成したシンボル・サウンドやスケジュールは、ネットワークを介してサーバに自動保存される。これにより、利用者(障害児・者)やその支援者(養育者)は他のPCで同じシンボル・サウンドやスケジュールを利用することができる。また、本ツールはユーザの利便性を高めるために、スケジュールをグループ内で共有することができる。したがって、同じグループ(学校であれば一つの学級など)内で同じ予定を共有することが可能である。
ツールを用いて高機能自閉症児を対象として臨床実験を行ったところ、数日で効果が確認できた。今後は、このツールの正しい利用方法についてのガイドラインを作成する予定である。

  • 研究成果

    (2件)

すべて 2006

すべて 雑誌論文 (2件)

  • [雑誌論文] 高機能自閉症の子どもへの対応法(3)時間を意識する2006

    • 著者名/発表者名
      吉松靖文
    • 雑誌名

      自閉症教育の実践研究 vol.3

      ページ: 58-59

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
  • [雑誌論文] BREWアプリを用いた自閉症児のための生活支援ツールの研究開発2006

    • 著者名/発表者名
      江越貴広
    • 雑誌名

      電子情報通信学会技術研究報告 Vol.105,No.505

      ページ: 1-6

URL: 

公開日: 2008-05-08   更新日: 2016-04-21  

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