研究課題
基盤研究(B)
(1)社会性の発達をアセスメントする方法について検討した。また、広汎性発達障害スクリーニング質問紙(PSQ)を開発した。(2)小学校・中学校の通常の学級での児童生徒の行動観察および保護者・教師からの情報収集やアンケート調査等を実施し、高機能自閉症児とADHD児の社会性と自己統制能力の発達過程について検討した。また、自閉症児やADHD児を対象に、SST法、ソーシャルストーリー法、コミック会話法、VLF法などを用いた社会性の育成に関する事例研究を実施するとともに、高機能自閉症・アスペルガー症候群・ADHD・LD児を対象とした小・中学校における校内支援体制の構築について検討した。(3)自閉症児と定型発達児を対象に社会性刺激(視線、表情、模倣など)への注意・認知に関する実験心理学的・生理心理学的研究を実施し、社会性の認知科学的評価指標の確立について検討した。(4)自閉症およびAD且Dの社会的能力、運動能力、自己コントロール能力などの相互関係や、それらの能力の育成支援の方法について検討した。(5)特別なニーズ教育およびインクルージョン教育の先進国である英国における自閉症児とADHD児の社会性の評価と育成支援について、英国の小学校・中学校・養護学校等を平成17年度に訪問し、現状を視察し、英国の自閉症研究者・教職員と支援の在り方などについて意見交換を行った。また、この英国教育視察で得られた成果を、平成18年度には、茨城大学教育学部附属養護学校における教育実践に活用した。
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心理学研究 77・6
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茨城大学教育学部紀要(教育科学) 56(印刷中)
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