研究分担者 |
笠井 秀明 大阪大学, 大学院・工学研究科, 教授 (00177354)
松村 昭孝 大阪大学, 大学院・情報科学研究科, 教授 (60115938)
小田中 紳二 大阪大学, サイバーメディアセンター, 教授 (20324858)
辻川 亨 宮崎大学, 工学部, 教授 (10258288)
田畑 稔 大阪府立大学, 大学院・工学研究科, 教授 (70207215)
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研究概要 |
本年度は,海外から3名の研究者を招聘して,国際共同研究を中心的に行った。 9月には,Messoud Efendiev教授(ミュンヘン工科大学)を招聘,同教授の招聘を機に「物理・工学における非線形問題」というテーマで研究集会を主催した。この研究集会には,分担者の辻川亨教授(宮崎大工),田畑稔教授(大阪府大大学院工)を始め,中桐信一教授(神戸大学工)等多数の参加者があった。この研究集会において,本研究代表者は「森林動態モデルと力学系」という基調講演を行うとともに研究集会参加者と深い議論を交わした。Messoud Efendiev教授とは,さらに非自励系システムから決まる力学系の指数アトラクタについて共同研究を行った。10月には,Nguyen Minh Tuan教授(ベトナム国立大ハノイ科学校)とNguyen Huu Du教授(ベトナム国立大ハノイ科学校)を招聘した。Nguyen Minh Tuan教授とは環境問題への数学的方法について共同研究した,一方Nguyen Huu Du教授とは,マングローブ林の動態数理モデルについて共同研究した。 研究発表では,9月の日本数学会秋季総合分科会(岡山大学)において「森林動態モデルから決まる力学系について」という一般講演を,また3月の同学会春季年会(中央大学)において「森林動態モデルから決まる力学系の解の漸近挙動について」という一般講演を行った。また,10月には研究集会「現象の数理モデルと発展方程式」(京都大学数理解析研究所)において「森林数理モデルに対する力学系の構成」という講演を行った。11月には,日本マングローブ学会(東京農業大学)において「マングローブ林動態を記述する数理モデルの導入」という講演を行った。
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