研究課題/領域番号 |
16340076
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
素粒子・原子核・宇宙線・宇宙物理
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研究機関 | 東京大学 (2005-2006) 大阪大学 (2004) |
研究代表者 |
横山 順一 東京大学, 大学院・理学系研究科, 教授 (50212303)
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研究分担者 |
釣部 通 大阪大学, 大学院・理学研究科, 助教 (60335338)
山口 昌弘 東北大学, 大学院・理学研究科, 教授 (10222366)
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研究期間 (年度) |
2004 – 2006
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キーワード | 宇宙背景放射 / 初期揺らぎ / パワースペクトル / インフレーション / 超重力理論 / 原始ブラックホール / 原始磁場 |
研究概要 |
本研究計画は新規科学研究費発足のため今年度の受領は辞退した。しかしながら、平成18年度分の一部を繰り越したため、それに関する研究成果を報告する。すなわち、平成18年10月より研究支援者として本研究費によって雇用する予定であった永田竜氏が東京大学ビッグバン宇宙国際研究センター教務補佐員に採用されたため、本研究費による着任が半年遅れたため、当該費用を繰り越したのである。 永田研究員と代表者は宇宙背景放射の非等方性の観測データから初期揺らぎのスペクトルを再構築する研究に取り組み、これまで代表者らが提案したコズミックインバーション法と共に、最大尤度反転法によって初期揺らぎのスペクトルを再構築した。その結果、これまで知られていなかったべき乗型パワースペクトルからのズレが発見された。その研究結果は現在論文として投稿中である。このほか、簡単なシングルフィールドインフレーションモデルにおいてもインフレーションが二回起こる場合には、ホライズンを超えたスケールでの揺らぎの異常成長が見られることを見出し、それを原始ブラックホール形成に応用した。 このほか、超重力インフレーションモデル一般において、原始磁場が生成する条件を求めた。
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