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2005 年度 実績報告書

高圧キセノンガスを用いたMeV領域ガンマ線コンプトン型撮像装置の開発

研究課題

研究課題/領域番号 16360041
研究機関早稲田大学

研究代表者

宮島 光弘  早稲田大学, 理工学術院, 教授 (50044756)

研究分担者 長谷部 信行  早稲田大学, 理工学術院, 教授 (10127904)
宮地 孝  早稲田大学, 理工学術院, 教授 (20013401)
柴村 英道  埼玉県立大学, 短期大学部, 教授 (30100605)
小林 正規  宇宙航空研究機構, 宇宙科学研究本部, 招聘研究員 (70312080)
キーワード粒子測定技術 / 放射線 / センサー / 光計測
研究概要

本年度は下記のような実験装置の準備・製作を行った。
1)高圧・真空容器を耐圧3MPaの条件で設計、製作、尚同条件下で高電圧フィードスルー、2種(耐圧30kV,15kV)の設計、製作、及び信号取り出し用多ピンコネクターの製作を行った。現在、容器の真空テスト、加圧テストが進行中である。
2)上記容器内に設置するための電極構造開発を行った。電極構造としては、カソード、グリッド、コレクターの配置を待たせて二段重ね構造とし、コレクターには、多芯比例計数管、電荷分割電極、陽イオン誘導電荷測定電極などの試験を容易に行えるようにした。現在は、多芯陽極型で3mmのサンプリング間隔を有する1次元型でガスゲインの圧力依存性、安定性などの基礎実験を行い、次の段階で時間情報と合わせて2次元、3次元化へと発展させる。
3)電荷測定系32チャンネル、シンチレーション観測系として大面積アバランシェ型ホトダイオード4チャンネル、ドリフト時間測定回路系32チャンネル2回路、などを整備した。
4)データ収集系としてはVMEを用いる。イベント毎に全電極からの電荷信号を増幅器を介してADCにてディジタル信号に変換、さらにシンレーションを起点とした時間情報をTDCにて同様な信号として、コンピュータに取り込む。データ解析はオフラインにて行えるようにした。今後は、充填キセノンのガス圧をパラメータとして、検出効率、位置分解能、時間分解能などと飛跡再構成のソフトの良否判定、さらにその結果に基づいた修正、改造などの作業を行う。

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公開日: 2007-04-02   更新日: 2016-04-21  

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