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2004 年度 実績報告書

均一粒径を持つ極微細気泡生成技術の開発

研究課題

研究課題/領域番号 16360094
研究種目

基盤研究(B)

研究機関独立行政法人産業技術総合研究所

研究代表者

竹村 文男  独立行政法人産業技術総合研究所, エネルギー技術研究部門, 主任研究員 (20313041)

キーワード微小気泡 / 超音波 / 表面波 / 粘性 / 表面張力
研究概要

本研究は超音波によって均一に気泡が生成するメカニズムを明らかにし、どういった条件で均一な気泡が生成できるかを検討することが目的である。極微細気泡生成メカニズムの解明においては、超音波照射によって気液界面に生じる表面張力波が分裂することにより極微細気泡が生成している可能性が高いことから、表面張力波形状の時間変化や波長との関係について詳細に測定した。実験では、アクリル試験槽内に超音波振動子および針形状を持つマイクロシリンジを導入し、アクリル槽内に導入した試験液体中で超音波を発生させ、定在波を作った。マイクロシリンジからマイクロシリンジポンプを用い、流量計で流量を調整しながら液体に導入された微量ガスに超音波を付与し、均一極微細気泡を生成した。その結果、気泡生成には粘性の影響が大きいことがわかった。一方、気泡分裂現象は撮影した画像より軸対称に近い流れとなっていることから、分裂現象を数値的に解析することを試みた。この分裂過程の基礎的現象である表面波の振動状態について境界要素法を用いて解析し、ワークステーション上で計算を行った。その結果、気泡分裂過程がポテンシャル流れを仮定することで表現できることがわかった。

  • 研究成果

    (2件)

すべて 2004

すべて 雑誌論文 (2件)

  • [雑誌論文] 超音波場における均一微細気泡生成過程(第一報、均一気泡生成に対する粘性の影響)2004

    • 著者名/発表者名
      幕田寿典, 竹村文男他
    • 雑誌名

      日本機械学会論文集B編 70-699

      ページ: 2758-2767

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
  • [雑誌論文] The history force on a rapidly shrinking bubble rising at finite Reynolds number2004

    • 著者名/発表者名
      Fumio TAKEMURA, Jacques Magnaudet
    • 雑誌名

      Physics of Fluids 16-9

      ページ: 3247-3255

URL: 

公開日: 2006-07-12   更新日: 2016-04-21  

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