研究概要 |
本年度の研究では,擬似過渡解析法アルゴリズムの開発,MOSトランジスタ回路非線形ホモトピー法アルゴリズムの開発,更に,擬似過渡解析法アルゴリズムの実装法の開発とSPICEへの実装などで成果があった.(発表論文,論文誌1件,国際会議3件,国内発表4件,論文誌投稿中1件) (1)昨年度に引き続いて,ホモトピー法と類似の性質をもつ擬似過渡解析法について,その最大の欠点を克服するアルゴリズム(大域的収束性をもつ擬似過渡解析法)を開発した.その成果を回路とシステム軽井沢ワークショップで論文発表2006年4月,ISCAS2006で論文発表2006年5月,更に,IEICE論文誌に論文発表2006年10月. (2)新ホモトピー関数に関する研究として,MOSトランジスタ回路のための非線形ホモトピー法アルゴリズムを開発して,回路シミュレータSPICEへ実装を行い,実用回路で有効性を確認した.その成果をIEICE九州支部学生会講演会で発表2006年9月,IEICE研究会に論文発表2006年10月,国際会議アナログVLSIワークショップに論文発表2006年11月. (3)擬似過渡解析法アルゴリズムの回路シミュレータSPICEへの効果的な実装法を開発し,SPICEへの実装を行い,実用回路で有効性を確認した.その成果をIEICE研究会で論文発表2006年10月,国際会議アナログVLSIワークショップで論文発表,IEICE論文誌に論文投稿.
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