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2006 年度 実績報告書

オープン指向によるコミッショニングおよびソリューションシステムの研究

研究課題

研究課題/領域番号 16360296
研究機関中部大学

研究代表者

猪岡 達夫  中部大学, 工学部, 教授 (20367668)

研究分担者 山羽 基  中部大学, 工学部, 助教授 (10220435)
キーワードオープン指向通信システム / エネルギーソリューション / データネーミング / 継続コミッショニング / マルチ型空調システム / 実測評価
研究概要

本研究は大きく分けると、1)オープン指向のソリューションシステムの研究と、2)コミッショニングの2つの研究になる。
1)オープン指向のソリューションシステムの研究
建物のエネルギー管理のためのシステムとしてIT技術を使った新しいソリューションシステムの研究を行った。この新しいシステムをTSC21と命名した。オープン指向のソリューションのためには3つの技術が不可欠である。そのためにTSC21では、通信機能(TSC/com)、ロジック構築機能(TSC/prog)そしてデータの命名規則(TSC/naiming_code)を有している。TSC/comはISOにもなったASHRAEのBACnetとのインターフェースを確保しつつ更に汎用性の高い機能を備えている。TSC/progはプログラムとロジックとを切り離すことでオープンなロジック構築を可能にした。TSC/naming_codeはデータ計測、通信、アプリケーションの他、設計の記号表示を含めたデータ名の統一を図った。
2)コミッショニング
近年多くの建物で採用されているパッケージ式のマルチ型空調システムについて、研究期間に中部大学講義棟にて実測を行い、継続的にコミッショニングを実施する方法を開発した.マルチ型空調システムでは、機器での処理熱量を実測することが困難なので、制御特性を考慮して冷凍サイクルからエネルギー消費量を求めるシミュレーションモデルを開発した.室内負荷を入力としてエネルギー消費量が求められるので、計算から求めた負荷から計算し実測値と比較しエネルギー性能を評価できる.中部大学講義棟の機器について評価を行った.講義室では在室人員が不確定であるが、最大定員で計算した値を超える実測値の割合により、省エネルギー手法の効果を検証することができた.マルチ型空調システムの有効な性能検証方法として提案できる.

  • 研究成果

    (2件)

すべて 2007 2006

すべて 雑誌論文 (2件)

  • [雑誌論文] Development of a New Energy Management Programming Tool "TSC"2007

    • 著者名/発表者名
      Tatsuo Inooka et al.
    • 雑誌名

      AHRAE TRANSACTIONS 2007(未定)

  • [雑誌論文] The Evaluation of Peak Shaving by a Thermal Storage System Using Phase Change Materials in Air Distribution Systems2006

    • 著者名/発表者名
      Motoi Yamaha, Shinya Misaki
    • 雑誌名

      ASHRAE HVAC&R Research Vol.12, No.3c

      ページ: 861-870

    • 説明
      「研究成果報告書概要(欧文)」より

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公開日: 2008-05-08   更新日: 2016-04-21  

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