研究課題/領域番号 |
16360297
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研究種目 |
基盤研究(B)
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研究機関 | 北海道大学 |
研究代表者 |
小林 英嗣 北海道大学, 大学院・工学研究科, 教授 (70002003)
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研究分担者 |
倉田 直道 工学院大学, 工学部, 教授 (40327721)
上野 武 千葉大学, 工学部, 助教授 (30312929)
坂井 猛 九州大学, 大学院・工学研究院, 助教授 (30253496)
小松 尚 名古屋大学, 大学院・環境学研究科, 助教授 (80242840)
小篠 隆生 北海道大学, 大学院・工学研究科, 助手 (00250473)
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キーワード | キャンパスマスタープラン / キャンパス計画 / 大学と地域 / 環境マネジメント / 持続的開発 / 連携計画 / 計画システム / 策定体制 |
研究概要 |
本研究の具体的な目的は、(1)新たなキャンパス計画の基本理念と手法、(2)都市、地域の計画における大学キャンパスの位置づけと役割、(3)都市と大学キャンパスが連携する計画システムの3項目を検討することである。そのために本年度の研究実施計画では、3つの研究作業(準備調査、ヒアリング調査、研究内容の分析)を設定した。 1.準備調査:準備調査では、web情報と平成14年度に実施したプレ調査で収集したキャンパスマスタープランの資料をもとに、マスタープランの構成、計画内容、空間特性、策定体制、関連計画などの分析を行った。 2.ヒアリング調査:準備調査でヒアリング調査を行うべく対象の絞り込みを行った。その結果調査対象は、カリフォルニア大学デイビス校、デイビス市、カリフォルニア工科大学、カリフォルニア大学アーバイン校とし、2004年10月28日〜11月3日に現地ヒアリング調査を行った。デイビス校では、キャンパス計画局副局長、デイビス市長、デイビス市地域計画部長へのヒアリングを行い、大学と地域双方からの具体的連携実態とそのプログラムについての詳細なヒアリングを行った。さらには、キャンパス計画資料の入手、現地視察などを行った。カリフォルニア工科大学では、担当副学長以下、計画セクション担当者、カリフォルニア大学アーバイン校では、キャンパス・環境計画部長によるプレゼンテーションを受け、それぞれのキャンパスマスタープランの特徴と周辺市町村やその他民間企業あるいは、地域コミュニティーとの連携に関してのヒアリング、現地調査を行った。 3.研究内容の分析:調査内容の分析とその報告を含めて、1編を日本建築学会に発表し、現在日本建築学会へ3編の論文を投稿中である。 4.研究の成果:8月に本研究組織が所属する日本建築学会より、「キャンパスマネジメントハンドブック」(全147頁、発行:日本建築学会)を刊行した。また、日本建築学会大会(平成16年8月)のオーガナイズドセッションで選抜梗概として、4編の論文を発表した。
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