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2006 年度 実績報告書

地域のまちづくりと連携したスケルトン型集合住宅における合意形成支援システムの開発

研究課題

研究課題/領域番号 16360301
研究機関京都大学

研究代表者

高田 光雄  京都大学, 工学研究科, 教授 (30127097)

キーワードスケルトン型集合住宅 / 合意形成支援システム / Tissue method / 地域共生の土地利用検討会 / 空間構造 / オープンビルディング / まちづくり / 京都市都心部
研究概要

本研究は、スケルトン・インフィル方式に「まちづくりとの連携」という現代的価値観を取り入れ、スケルトン・インフィル方式によるまちづくりとの連携という視点から、第一に、同プロジェクトにおける合意形成プロセスの分析、第二に、オープンビルディングの主導者の一人、N・J・ハブラーケンMIT名誉教授による「Tissue method」理論を応用することによる空間構造のパターンの分析、第三に、まちづくりと連携したスケルトン型集合住宅の合意形成支援システムの開発を行なうことを目的とする。
今年度の研究実績は、住民・企業・行政のパートナーシップによる「地域共生の土地利用検討会」を組織し、周辺地区環境を考慮したスケルトンに対する合意形成を行い計画されたスケルトン賃貸型集合住宅「京都Aプロジェクト」が立地する京都の職住共存地区を対象として「地域共生の土地利用検討会」の合意形成プロセスを一般化するための条件を検討し、まちづくりと連携したスケルトン型集合住宅の計画における合意形成支援システムとして価値共有型建築規制・誘導システムを構築した。システムの構築にあたっては、2007年3月に、京都市において高さ規制・デザイン規制・屋外広告物の規制が見直された条例が成立し、職住共存地区の高さ規制については従来の31mから15m、幹線道路沿道地区では45mから31mに引き下げられることを視野に入れた検討を行った。さらに、このシステムに基づいて、京都の職住共存地区を対象として「Tissue method」の理論を応用した敷地内の建物と空地の関係についての分析を行った上で、敷地内の建物と空地の関係についてのルールに基づいた景観シミュレーションを行った。

  • 研究成果

    (2件)

すべて 2006

すべて 雑誌論文 (2件)

  • [雑誌論文] GISを用いた京都市都心部の住宅建設動向の分析 京都市都心部における住宅建設の変容と誘導方策に関する研究 その12006

    • 著者名/発表者名
      後藤智揮, 高田光雄, 安枝英俊, 西川浩平
    • 雑誌名

      2006年年度 日本建築学会大会学術講演梗概集 F-1分冊

      ページ: 811-812

  • [雑誌論文] 京都市都心部の町家街区における戸建住宅のモデル分析 京都市都心部における住宅建設の変容と誘導方策に関する研究 その22006

    • 著者名/発表者名
      西川浩平, 高田光雄, 安枝英俊, 後藤智揮
    • 雑誌名

      2006年年度 日本建築学会大会学術講演梗概集 F-1分冊

      ページ: 813-814

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公開日: 2008-05-08   更新日: 2016-04-21  

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