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2005 年度 実績報告書

伝統的都市における街区保存手法の日中比較-北京と京都を事例として-

研究課題

研究課題/領域番号 16360308
研究機関筑波大学

研究代表者

藤川 昌樹  筑波大学, 大学院・システム情報工学研究科, 助教授 (90228974)

研究分担者 渡辺 俊  筑波大学, 大学院・システム情報工学研究科, 助教授 (60212320)
黒田 乃生  筑波大学, 大学院・人間総合科学研究科, 助教授 (40375457)
上北 恭史  筑波大学, 大学院人間総合科学研究科, 講師 (00232736)
吉田 友彦  筑波大学, 大学院・システム情報工学研究科, 講師 (40283494)
小嶋 華津子  筑波大学, 大学院・人文社会科学研究科, 講師 (00344854)
キーワード街区保存 / 都市保存 / 伝統的都市 / 四合院 / 北京 / 京都 / 歴史的文化保護区 / 重要伝統的建造物群保存地区
研究概要

本研究は北京と京都を比較対象として、有効な街区保存手法についての提案を行うことを目的とするものである。
本年度は、2005年8月に中国側研究者を筑波・京都等に招聘して行なった調査、10月に筑波大学側研究者が行った北京街区変遷詳細調査、11月に筑波大学側研究者が行った北京街区保存事例詳細調査及び四川省成都市・広元市における比較事例調査の三つの作業が研究の柱となった。
8月の調査では、まず1)清華大学において実施されている最新の街区保存に関する研究について清華大学側が発表した後、筑波大学側研究者とその内容について討議した。ついで、2)重要伝統的建造物群保存地区ではないが保全型のまちづくりで成功した長浜を訪れ、「長浜まちづくり役場」にてこれまでのまちづくりの経緯についての説明を受けるとともに、旧市街地の景観調査を実施した。さらに、3)京都市では京都市都市計画局都市景観部を訪問し、現在の京都市における都市景観の保存政策全般についての説明を受けた。
10月の北京における調査では、東四交差点周辺の歴史的街区の実態調査を行い、文物保護単位・保護院落の分布、四合院・胡同の残存状況を把握し写真撮影を行うと共に、『乾隆京城全図』から現在までの街区変遷の状況を考察した。
11月の北京における調査では、南鑼鼓巷・南池子・前門地区での街区保存事例の詳細調査を行い、それぞれに異なる保存手法・実態がみられることを解明した。また、四川省では成都市の歴史的市街地の景観調査を行うと共に、特に広元市昭化の歴史的町並み、歴史的街道である翠雲廊において時間を割き、景観の概要調査を行うと共に、北京との比較を行った。

  • 研究成果

    (3件)

すべて 2005

すべて 雑誌論文 (3件)

  • [雑誌論文] 北京市豊盛地区四合院住区における共同居住の状況2005

    • 著者名/発表者名
      上北恭史, 谷村秀彦, 坂本淳二, 吉田友彦, 藤川昌樹, 渡辺俊
    • 雑誌名

      日本建築学会計画系論文報告集 591

      ページ: 25-31

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
  • [雑誌論文] 日本的公〓参与社区営造(中文)2005

    • 著者名/発表者名
      吉田友彦, Deng Yi
    • 雑誌名

      北京規劃建設 第105期

      ページ: 50-53

  • [雑誌論文] 北京胡同空間形態演変浅析(中文)2005

    • 著者名/発表者名
      Deng Yi
    • 雑誌名

      北京規劃建設 第103期

      ページ: 17-19

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公開日: 2007-04-02   更新日: 2016-04-21  

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