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2004 年度 実績報告書

B細胞株の自発的変異能力を応用するタンパク分子進化システムの確立

研究課題

研究課題/領域番号 16360414
研究種目

基盤研究(B)

研究機関岡山大学

研究代表者

大森 齊  岡山大学, 工学部, 教授 (70116440)

キーワード抗体 / 体細胞突然変異 / 親和性成熟 / 遺伝子発現制御 / タンパク質工学
研究概要

我々は、免疫システムが、抗体遺伝子の変異(体細胞突然変異)と変異体の厳密な選択を経て、効率的に高機能の抗体を生み出している過程を詳細に解析してきた。本研究ではこのB細胞の有用な機能を応用して、種々のタンパク分子の機能を改変するための分子進化システムを確立することを目的とする。この目的のために、ニワトリ由来のB細胞株であるDT40は、抗体遺伝子可変領域に自発的に変異を頻発する能力を保持していること、相同組み換えの頻度が著しく高いため外来遺伝子を目的部位に導入することが容易であること、など有用な性質を備えている。
本研究では、DT40細胞の自発的変異能を利用して抗体をはじめとするタンパク分子の機能改変システムを構築するために、体細胞突然変異と遺伝子変換に中心的役割を果たす、activation-induced cytidine dearmnase (AID)の発現を、細胞外からのシグナルによりCre/loxPシステムを利用して、任意にON/OFFできるデバイスを構築しDT40細胞に導入した。これによりDT40の抗体遺伝子変異機能をON/OFF制御することに成功した。

  • 研究成果

    (2件)

すべて 2005

すべて 雑誌論文 (2件)

  • [雑誌論文] Analysis of Marginal Zone B Cell Development in the Mouse with Limited B Cell Diversity : Role of the Antigen Receptor Signals in the Recruitment of B Cells to the Marginal Zone2005

    • 著者名/発表者名
      Hitoshi Ohmori
    • 雑誌名

      The Journal of Immunology 174

      ページ: 1438-1445

  • [雑誌論文] Reversible switching of immunoglobulin hypermutation machinery in a chicken B cell line2005

    • 著者名/発表者名
      Hitoshi Ohmori
    • 雑誌名

      Biochemical and Biophysical Research Communications 327

      ページ: 70-75

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公開日: 2006-07-12   更新日: 2016-04-21  

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