研究課題
1.カルシウム濃度変化のインディケーターであるカメレオンを用いて、線虫の温度受容ニューロンのカルシウムイメージングを行い、温度変化に対する活性の変化を捉えることに成功した。2.線虫C.elegansの感覚受容細胞において、DAG/TTX-4nPKCシグナルは、感覚受容シグナル伝達経路を制御することを明らかにした。3.線虫C.elegansにおいて細胞接着因子L1は神経細胞の位置の維持と神経節の形成に必要であることを明らかにした。4.線虫C.elegansの温度走性行動が、飼育温度と飢餓の連合学習であることを明らかにした。5.線虫C.elegansにおいて、イノシトール-1-脱リン酸化酵素は、環境からのシグナルを統合するために中枢となる介在ニューロンのシナプス局在化にとって、重要な役割を果たしていることを明らかにした。6.線虫C.elegansの飼育温度と飢餓の連合学習にとって、インスリン様シグナル伝達経路が重要であることを明らかにした。7.線虫C.elegansの飼育温度と飢餓の連合学習にとって、カルシュウム/カルモジュリン依存性脱リン酸化酵素であるカルシニューリンが温度走性神経回路上の特定の2つの介在ニューロンにおいて正しく機能することが必要であることを明らかにした。8.カルシウムイメージングにより、温度走性神経回路上の介在ニューロンの温度変化に対する活性化の度合いは、摂食状態によって変化することを明らかにした。
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Genetics in press
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