研究課題
基盤研究(B)
1.下垂体の発生学的研究脳下垂体原基から脳および腸上皮に侵入する細胞の発生運命を追跡し、消化管ペプチド産生細胞群・神経ホルモン細胞との発生学的連関を探るために、下垂体原基の移植供与体として蛍光タンパク遺伝子を発現するツメガエル胚が必要となり、上記性質を有するツメガエルを得た。2.生殖行動関連下垂体ホルモンの中枢作用イモリの生殖行動はプロラクチン(PRL)と性ステロイドによって誘起される。生殖行動に関連するホルモンによる刺激に対する中枢の反応をしらべる手段として、刺激に対して早い反応をしめす遺伝子egr1のクローニングをイモリで行った。それを用いてegrl mRNAの発現をしらべたところ、PRL存在下でchoroid plexusに強い発現がみられた。またそこにはPRL受容体の存在もみとめられた。PRLは中枢に働いて生殖行動を引き起こすことから、PRLの脳内移送にchoroid plexusが関与していることが示唆された。3.神経ペプチドによる下垂体機能調節両生類ではじめてTSHの放射免疫測定法を開発した。それを用いてCRFが視床下部の主たるTSH放出因子であることをつきとめた。更にCRF1型および2型受容体cDNAのクローニングに成功した。1型、2型mRNAは、ともに下垂体で発現しているが、それぞれの受容体のアンタゴニスト、アゴニストを用いた実験により、CRFによるTSH放出は2型受容体を介することをつきとめた。
すべて 2005 2004
すべて 雑誌論文 (60件) 図書 (1件)
Cell Tissue Res. 320
ページ: 477-485
Ann. N. Y. Acad. Sci. 1040
ページ: 348-350
ページ: 351-353
Gen. Comp. Endocrinol. 144
ページ: 122-127
ページ: 123-130
Regul. Pept. 126
ページ: 103-108
ページ: 115-122
ページ: 150-155
J. Biochem. 138
ページ: 167-175
Gen. Comp. Endocrinol. 141
ページ: 172-177
Ann.N.Y.Acad.Sci. 1040
Gen.Comp.Endocrinol. 144
Regul.Pept. 126
J.Biochem. 138
Gen.Comp.Endocrinol. 141
Endocrinology of Amphibians (H. Heatwale, Ed.)(Surrey Beatty and Sons, Chipping Norton (Australia)) vol.6
ページ: 2267-2300
Gen. Comp. Endocrinol. 138
ページ: 200-210
ページ: 218-227
Peptides 25
ページ: 1537-1543
Comp. Biochem. Physiol. A 138
ページ: 79-88
Regul. Pept. 123
ページ: 61-67
Gen. Comp. Endocrinol. 135
ページ: 42-50
Int. Rev. Cytol. 239
ページ: 1-46
ページ: 121-127
ページ: 1-7
ページ: 1531-1536
ページ: 186-192
Trends in Comparative Endocrinology (T. Oishi, K. Tsutsui, S. Tanaka, S. Kikuyama, Eds)
ページ: 426-428
ページ: 6-9
ページ: 245-247
ページ: 248-250
ページ: 257-259
ページ: 590-593
ページ: 432-434
ページ: 46-48
ページ: 298-300
Gen.Comp.Endocrinol. 138
Comp.Biochem.Physiol.A 138
Regul.Pept. 123
Gen.Comp.Endocrinol. 135
Int.Rev.Cytol. 239
Trends in Comparative Endocrinology (T.Oishi, K.Tsutsui, S.Tanaka, S.Kikuyama, Eds), Asia Oceania Society for Comparative Endocrinology.