研究課題
基盤研究(B)
本研究では、遺伝子改変動物(ノックアウトマウス等)を用いて、遺伝子改変によって生ずるタンパク質の変化を網羅的に検索するシステムを構築し、ユビキチンリガーゼの生理的基質の同定を試みた。まず、抗ユビキチン抗体を用いた精製法によるユビキチン化蛋白質の特異的精製を試みた。ユビキチンは細胞内で量的に多い蛋白質であり、そのほとんどが遊離の状態(基質に結合していない)で存在しているため、通常の抗体を用いたアフィニティークロマトグラフィーを行うと、主に遊離ユビキチンが回収される。そこで、われわれは抗ユビキチンモノクローナル抗体であるFK2が基質と共有結合したユビキチンを選択的に認識できることに着目し、FK2-カラムを用いたアフィニティークロマトグラフィーによるユビキチン化蛋白質の濃縮を行った。一方、ユビキチンリガーゼノックアウトマウスより抽出されたタンパク質を野生型と比較するために、まず適切な組織の選択が必要であり、当該ユビキチンリガーゼの機能している臓器を推定するためにin situ hybridization法を適応、また適当な組織について適切なタンパク質の抽出法の検討を行った。そのような基礎検討をふまえ、Fbw7ノックアウトマウス胎仔線維芽細胞より細胞抽出液を調製し、抗ユビキチンモノクローナル抗体であるFK2を用いたFK2-カラムによるアフィニティークロマトグラフィーを行い、ユビキチン化蛋白質の濃縮を行った。
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